
MyASP(マイスピー)のアフィリエイトセンター機能を使うと、自分の商品やメルマガを紹介してくれる人(パートナー)を集め、紹介の成果と報酬を自動で管理する「自社アフィリエイト」を始められます。外部のASPに広告を出さず、自分のMyASPの中で、紹介リンクの発行から成果の記録、報酬の集計、まとめての振込データ作成までを行えます。使えるのはスタンダードプラン(月11,000円)以上です。
この記事は、自社でMyASPを使い、他社の配信構築も支援しているLISH株式会社が書いています。機能と手順は、2026年10月21日に公式の機能ページとマニュアルで確認した内容です。
なお、ここで扱うのは「自分の商品を紹介者に売ってもらう」使い方です。MyASP全体の機能・料金・評判は、こちらでまとめています。
関連記事:MyASP(マイスピー)とは?料金・機能・評判を実際に使っている会社が解説
この記事でわかること:
- アフィリエイトセンターでできること
- 使えるプランと費用
- 自社アフィリエイトを始める流れと、報酬の決め方
- ステマ規制など、運営で気をつけること
アフィリエイトセンターでできること
自社アフィリエイトの流れは、①紹介してくれる人をパートナーとして登録してもらう → ②パートナーが専用サイトで紹介リンクを発行する → ③そのリンク経由で登録や購入があったら報酬が発生する、の3段階です。MyASPはこの全部を1つの管理画面で扱えます。
| 機能 | できること |
|---|---|
| パートナー登録・管理 | パートナー募集用の登録フォームと専用サイトが最初から用意されている。誰が何件のアクセス・成約をもたらし、いくら払うかを一覧で確認できる |
| パートナー専用サイト | パートナーがログインして、紹介リンクの発行、自分の成果・報酬・アクセス履歴の確認を自分で行える |
| 紹介対象の設定 | メルマガ(無料オファー)、有料商品、カート、サブスクリプションなど、シナリオごとに紹介の対象にするかを決められる |
| 報酬の金額と発生タイミング | 無料の登録は1件いくら。有料商品は金額指定か販売価格の%指定で、「申込み時」「お試し契約時」「初回支払時」「2回目以降の支払時」ごとに設定できる |
| 2ティア報酬 | パートナーを紹介した親パートナーにも報酬を出せる |
| 報酬の出し分け | 特定のパートナーだけ単価を変える、支払方法ごとに変える、成約件数に応じて上げる、キャンペーン期間だけ上げる、といった設定ができる |
| 承認 | 自動承認か手動承認を選べる。手動ならチェックボックスで一括承認 |
| 集計と支払い | 報酬を月ごとに集計し、〆日と支払日をパートナーサイトに表示。全銀形式で出力して、銀行の総合振込で一括で払える |
| 紹介ランキング | パートナーの成果ランキングを自動で集計。パートナー向けのメルマガにそのまま使える |
| 不正登録の防止 | 無料オファーでの不正な登録を防ぐ仕組みがある(スタンダード以上) |
| シェアボタン | LPや登録完了ページ、会員サイトにボタンを置き、そこから紹介リンクを発行してもらえる |
| LINEアフィリエイト | LINEの友だち登録に対する紹介報酬も管理できる |
紹介者と購入者は、紹介リンクをクリックしたときにブラウザに保存されるCookieで結び付けられます。そのため、リンクを踏んだのとは別の端末やブラウザから申し込まれると、紹介者に紐づかないことがあります。パートナーにも、同じ端末で申し込んでもらうよう案内してもらうと取りこぼしが減ります。
使えるプランと費用
アフィリエイトセンターは、スタンダードプランとマッハプランで使えます。ビギナーとパーソナルでは使えません。
| プラン | 料金(税込) | アフィリエイトセンター |
|---|---|---|
| ビギナー | 月3,300円 | × |
| パーソナル | 月6,600円 | × |
| スタンダード | 月11,000円(銀行振込の年払いは年118,000円) | ○ |
| マッハ | 年360,000円 | ○ |
アフィリエイトセンターの利用に追加料金はかからず、パートナー数や成約件数で月額が上がることもありません。外部のASPに広告を出す場合と違い、MyASPに払うのは月額だけで、パートナーへの報酬は自分で決めた金額を直接払います。
そのほかにかかるのは、報酬の振込手数料(全銀形式で一括振込する場合は、銀行の総合振込サービスの申込みが別途必要)と、有料商品を売る場合の決済手数料です。構築や運用まで任せたい場合は、MyASP公式の有料サポート(スペシャルサポート会員:初月79.2万円、2か月目から月26.4万円・税込)にアフィリエイトセンターの構築・運用支援が含まれています。
年払いの金額やプラン変更の注意点は、料金の記事で詳しくまとめています。
関連記事:MyASP(マイスピー)の料金プラン|4プランの違い・年払い・プラン変更の注意点
自社アフィリエイトを始める流れ(6ステップ)
スタンダードプランを契約すると、パートナー登録用のシナリオとパートナーサイトは最初から用意されています。始めるまでにやることは次の6つです。
- 運営ルールを決める:報酬の〆日と支払日、承認の方法(自動か手動か)、禁止事項(広告表記なしの紹介、指名キーワードへの広告出稿、自己購入など)を決め、パートナー設定とパートナー向けの案内文に書きます
- パートナー登録の入口を整える:用意されているパートナー用シナリオの登録フォームと、登録完了メール(パートナーサイトのログイン情報入り)を自分の言葉に直します
- 紹介してもらう商品のシナリオを用意する:無料のメルマガや無料オファー、有料商品、カート、サブスクリプションのいずれかで作ります。既存のシナリオでもかまいません
- 報酬を設定する:対象のシナリオを選び、「紹介報酬設定」で紹介機能を有効にし、報酬の金額(または%)と発生タイミングを入れます。キャンペーン名や説明文、バナー画像も載せておくとパートナーが紹介しやすくなります
- パートナーを集める:既存の受講生や購入者、取引先、メルマガ読者に声をかけます。MyASP側はパートナーの募集をしていないため、集めるのは自分です
- 成果を確認し、承認して支払う:成果は売上レポートで確認し、手動承認なら月1〜2回まとめて承認します。月ごとに集計し、全銀形式で書き出して一括で振り込みます
報酬の決め方の考え方
報酬は「1人の購入者から最終的にいくら残るか」から逆算すると決めやすくなります。
| 売るもの | 報酬の発生タイミングの例 | 考え方 |
|---|---|---|
| 無料メルマガ・無料オファー | 申込み時に1件いくら | 登録者がその後どれだけ買うか(1件あたりの売上)の範囲で決める。不正登録が起きやすいので手動承認が安心 |
| 買い切りの講座・商品 | 初回支払時に価格の◯% | 返金やキャンセルが出る商品なら、返金期間が過ぎてから承認する |
| 月額制・サブスクリプション | 初回支払時+2回目以降の支払時 | 継続して払われる限り報酬が続く形にすると、紹介者が長く続く人を連れてきてくれやすい |
| 体験・お試しから本契約 | お試し契約時は低く、初回支払時に厚く | お試しだけで終わる紹介に報酬が偏らないようにする |
成果の大きいパートナーだけ単価を上げる(特別単価)、成約件数に応じて単価を上げる、期間限定で報酬を増やす、といった設定も使えます。最初はシンプルに始め、成果が出てきたパートナーから条件を上げていくのが運営しやすい進め方です。
運営で気をつけたいこと
ステマ規制:パートナーの紹介も「あなたの広告」になる
2023年10月1日から、広告であることを隠した宣伝(ステルスマーケティング)は景品表示法違反になりました。規制の対象は商品を売る事業者(広告主)で、依頼を受けて投稿する紹介者ではありません。自社アフィリエイトでは、報酬を約束して紹介を頼む時点で、パートナーの投稿は広告主であるあなたの広告として扱われると考えておく必要があります。
運営側でやっておきたいのは次の3つです。
- パートナー規約で広告表記を義務にする:ブログ・SNS・メルマガで紹介するときは「PR」「広告」「プロモーション」などの表記を付けることを、登録時の規約と案内文に明記する
- 誇大な表現を使わせない:「必ず稼げる」「誰でも◯万円」など、効果を断定する表現を禁止し、使ってよい紹介文やバナーをこちらで用意する
- 定期的に紹介ページを確認する:成果の大きいパートナーから順に、表記の有無と表現を確認し、問題があれば修正を依頼する
不正な成果に備える
- 無料オファーは手動承認から:1件いくらの登録報酬は、自己登録や捨てアドレスでの水増しが起きやすい種類です。最初は手動承認にし、不正登録の防止機能も有効にしておきましょう
- 返金のある商品は承認を遅らせる:返金・キャンセルの期間が過ぎてから承認すると、取り消しの手間が減ります
- 自己購入の扱いを決めておく:パートナー本人の購入に報酬を出すかどうかを規約で決めておきます
報酬の支払いは自分で行う
MyASPが報酬を立て替えたり代わりに振り込んだりすることはありません。全銀形式のデータを書き出し、銀行の総合振込で一括で払う流れになります。総合振込を使うには、取引銀行への事前の申込みが必要です。パートナーが増えてから慌てないよう、始める前に準備しておきましょう。
アフィリエイト専用ツールではない
MyASPはメール配信を土台にしたツールで、アフィリエイトセンターはその一機能です。メールの登録や決済と成果が自動でつながる便利さがある一方、複数の広告主の案件を扱うASPのような使い方を想定したものではありません。自分の商品を、自分のパートナーに売ってもらう用途で使うのが合っています。
関連記事:自社アフィリエイトシステムの比較
よくある質問
Q. アフィリエイトセンターはパーソナルプランでも使えますか? A. 使えません。スタンダードプラン(月11,000円)以上の機能です。パーソナルからスタンダードに上げても、データとドメインはそのまま引き継がれます。
Q. パートナーの数や成約件数で料金は上がりますか? A. 上がりません。MyASPに払うのは月額だけで、パートナーへの報酬は自分で決めた金額を直接払います。
Q. 報酬は売上の%で決められますか? A. 有料商品なら、金額指定か販売価格に対する%指定を選べます。無料の登録は1件いくらの金額指定です。
Q. 月額制の商品で、継続している間ずっと報酬を出せますか? A. 出せます。「2回目以降の支払時」に報酬を設定すると、定期決済が続くたびに報酬が発生します。
Q. パートナーはMyASPで探してもらえますか? A. 探してもらえません。MyASPはパートナーの募集を行っていないため、既存の顧客や読者、取引先などに自分で声をかけます。
まとめ
MyASPのアフィリエイトセンターを使えば、パートナーの登録から紹介リンクの発行、成果の記録、報酬の集計と一括振込データの作成までを、自分のMyASPの中で完結できます。使えるのはスタンダードプラン(月11,000円)以上で、パートナー数や成約件数による追加料金はありません。
一方で、パートナーの紹介は広告主であるあなたの広告として扱われます。広告表記のルールと禁止表現を決めてから始めましょう。まずは30日間の無料お試しで、パートナーサイトの見え方や報酬設定の画面を確かめてみてください。
MyASPの全体像や評判は→MyASP(マイスピー)とは?料金・機能・評判を実際に使っている会社が解説
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