コミュニケーションツールとして多くのユーザーが利用するLINE。企業のマーケティングの際にLINE配信を活用して商品・サービスの宣伝やキャンペーン情報を配信することが非常に多くなってきました。
メールよりも情報を見てもらえる確立が高いのも特徴で、LINE配信は必須のマーケティング手法となりつつあり、そこで利用が出来るLINE配信ツールの導入を考えている人も多いのではないでしょうか?
この記事では、LINE配信システムの「Lステップ」について利用を検討している方向けに「機能」「料金」などをまとめました。実際に効果があるのかも踏まえてまとめてみたので是非参考にしてみてください。
目次
LINE配信ツールの「Lステップ」とは?【3つの特徴】
Lステップとは、LINE公式アカウント(旧LINE@)の配信システムの標準機能を拡張して、効果的なマーケティング活動が出来るツールです。
メールよりも到達率や開封率が高いと言われているLINEを活用したマーケティングを行っていきたい方におすすめで、従来のメール(メルマガ)配信システムで利用できたような機能をLステップでは使うことができます。
ステップシナリオ配信や絞り込み配信などの機能ですが、具体的な特徴を3点挙げてみました。
- ステップ・セグメント配信など様々な方法でリーチが出来る
- 顧客情報の管理も出来る
- キーワードでの自動応答も設定できる
順に解説していきます。
ステップ・セグメント配信など様々な方法でリーチが出来る
メルマガ配信と比較してLINE配信の場合、日常のコミュニケーションで利用しているツールということもあり、開封率が15倍とも言われており、効果的に配信をすることで「クリック率」「成約率」を上げることができます。
メールマーケティングでの反応効果が悪いと感じられている方は、LINEでの配信もおすすめで、Lステップであれば単なる一斉配信だけでなく、ユーザーの属性や行動に合わせて自由に配信と分岐が出来る「ステップメール型」の配信が可能。
また、特定の日程に対して逆算してリマインダーのような形での配信もできるため、セミナーやイベント集客にも適しています。
様々な配信スタンド機能を使いこなすことで、LINE配信を自動化しユーザーの反応率を高めることが可能です。
顧客情報の管理も出来る
Lステップでは顧客情報を蓄積するデータベースとして管理画面を利用することもできます。そのため、LINEの情報と新たに取得した個人情報があればそれを紐付けた形で効果的な配信に繋げることもできます。
またその情報に基づき、ユーザーをタグ条件などでグループ分けをして管理したりすることも可能です。
特に顧客情報を管理するツール等を持っていない方は、Lステップで管理するのでもありといえるでしょう。
キーワードでの自動応答も設定できる
LINE利用をマーケティングツールの利用と並行して、お問い合わせ対応ツールとして利用されている方も多いと思います。
その際に出てくるのが「質問への手動対応」だと思いますが、Lステップではキーワードを設定しておけば「よくある質問への回答」「お問い合わせ」「予約の受付対応」など自動で対応が可能。
設定方法次第で、LINE公式アカウント機能を拡張して日々の配信業務を効率化していくことができます。
Lステップの料金・機能
LステップではLINEでの配信数に応じて料金プランが3つに分かれています。
プラン名 | スタートプラン | スタンダードプラン | プロプラン |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
月額費用 | 2,980円/月 | 21,780円/月 | 32,780円/月 |
リッチ画像 | 1回無料 | 1回無料 | 1回無料 |
月契約(税込) | 無料プレゼント | 無料プレゼント | 無料プレゼント |
月間配信数 | ~1,000通 | ~15,000通 | ~45,000通 |
スタートプランは低価格な料金に設定されていますが、月間配信数が1,000通までになるため小規模運用に限られるかなという印象で、ゆくゆくはスタンダードプランの変更が必要があるかなと思います。
そのため、2〜3万円が支払える許容範囲かどうかを決めておくと良いかなと思います。
Lステップの機能【料金別に比較】
Lステップで使える機能は料金プランによって異なってくるので具体的に見ていきましょう。
プラン名 | スタートプラン | スタンダードプラン | プロプラン |
チャット | ◯ | ◯ | ◯ |
個別トーク | ◯ | ◯ | ◯ |
シナリオ配信 (セグメント配信) |
◯ | ◯ | ◯ |
一斉配信 (セグメント配信) |
◯ | ◯ | ◯ |
キーワード配信 | ◯ | ◯ | ◯ |
テンプレート | ◯ | ◯ | ◯ |
回答フォーム | ◯ | ◯ | ◯ |
リマインダ配信 | ◯ | ◯ | ◯ |
タグ管理 | ◯ | ◯ | ◯ |
友達情報欄管理 | ◯ | ◯ | ◯ |
カスタム検索管理 | ◯ | ◯ | ◯ |
アクション管理 | ◯ *スケジュール実行なし |
◯ *スケジュール実行なし |
◯ |
データ移行 | ◯ | ◯ | ◯ |
URLクリック測定 | – | ◯ | ◯ |
コンバージョン | – | ◯ | ◯ |
サイトスクリプト | – | ◯ | ◯ |
リッチメニュー | – | ◯ | ◯ |
クロス分析 | – | – | ◯ |
流入経路分析 | – | – | ◯ |
スタッフ権限設定 | – | – | ◯ |
スタートプランは、一人で使う前提で使うになっていてURLがクリックされたかなどの分析までは出来ないため、必然的に本番導入をするとなるとスタンダードプランになりますね。
その上で効果がある配信などの詳細な分析もしていきたいのであれば、プロプランを選択していく形になります。
プロプランであれば、複数人での管理も想定したプランです。
Lステップの口コミ・評判【利用がおすすめな人】
Lステップは業種・業界に問わず活用できるツールと言えるので、例えば以下の業種の人などにおすすめと言えるでしょう。
- メルマガ配信者
- ブロガー・オウンドメディア
- アフィリエイター
- イベント・説明会・セミナー
- 美容院・まつげ・ネイル・エステサロン
- スクール・教室 etc
実際に導入している企業も多く、顧客とのコミュニケーションをLINEで行っている方であれば、効果的に活用できるのではないかなと思います。
「人生逃げ切りサロン」というオンラインサロンを運営していて、フォロワー数も8万人ほど「りゅうけんさん」という方もLINE配信に関して呟いていたので、高い配信効果が見込めるということが想像できますね。
DRMやるならなんだかんだでLINE@より古典的メルマガのがよくねとは思っていたが、知れば知るほどサードパーティーのLステップの破壊力がヤバくてやっぱLINE@だなと。多分じわじわインフルエンサーにも気付かれると思う。言うたで。俺、言うたで。
— やまもとりゅうけん@5/28角川から出版 (@ryukke) May 18, 2020
Lステップの運営会社
会社名 | 株式会社ManeqlGMOインターネット株式会社 |
代表取締役 | 代表取締役 田窪洋士 |
所在地 | 大阪府堺市北区中百舌鳥町5-764-2 中百舌鳥ビル3F |
設立日 | 2016年4月1日 |
最後に:LINEに特化した配信システムとしてはあり
LINE配信に特化したシステムとしてはLステップは効果が高く、低価格な料金で使えるツールの1つだと思います。
LINE配信に加えて、メルマガ配信スタンドなどの利用もする方であれば料金や機能性なども踏まえると「エキスパ」というツールもおすすめなので、その点をチェックして比較してみるといいでしょう。
▼エキスパに関しては以下から
メール配信システム「エキスパ」の機能・料金・評判まとめ【徹底解説】LINE配信ツールに関しては以下の記事で比較しているので、合わせてチェックしてみてください。
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