デジタルノマドとして旅と仕事を両立させつつ、会社経営をしているYOSHI(@kazushiyoshidaa)です。
働き方の一つとして増えつつあるデジタルノマド。主にITスキルや専門分野を持ち、拠点を変えて好きな場所で働くスタイルのノマドのことをデジタルノマドといいます。
僕自身もデジタルノマドとして世界各地・日本全国を移動しながら拠点を変えつつ、働くスタイル「旅と仕事」をキーワードに活動をしています。
この記事では、デジタルノマドに関して深堀りしつつ、以下のことについて僕自身の経験を踏まえてまとめて行ければと思っています。
- デジタルノマドとは?
- デジタルノマドとして働くメリット
- 僕のデジタルノマド生活を紹介
「デジタルノマドについて知りたい人」や「これからデジタルノマド目指している人」の参考になればと思います。
目次
デジタルノマドとは?
デジタルノマドとは、「デジタル+ノマド」が合わさった造語です。
デジタルはIT系のことを意味して、プログラマー・デザイナー・マーケターなどITスキルを用いて働く人たちのこと指し、ノマドワーカーはロケーションフリーで好きな場所で働くスタイルのことを言います。
ITを活用して仕事をしながら旅するライフスタイルで、基本的にPCとインターネット環境があれば完結するライフスタイル。
僕自身はWebマーケティングという領域がメインでPCとインターネット環境があれば働けるライフスタイルであり、国内外を旅しつつ、生活をしています。
海外に訪れて活動をすることが多いため「海外ノマド」と言われることもあり、最近ではフィリピン(セブ・マニラ・ドゥマゲッティ)、ベトナム(ホーチミン・ダナン)・ハワイ・バリ島あたりに訪れながら「旅と仕事」がセットで働いていました。
セブ島ノマドワーク
2013年にセブに住んでた時は、Wifiも弱かったし、環境もあまり良くなかったけど、ここ数年はノマドワークが快適に出来るところが増えつつある。
ネットも問題ないし、リビングコストが日本より安いので、ノマドにはおすすめ。コストの低い東南アジアで活動し始めるのはあり。 pic.twitter.com/fuRpe6hYG0
— YOSHI@旅する起業家 (@kazushiyoshidaa) 2019年5月27日
例えば、セブ島滞在時はコワーキングスペースを活用することもありますし、カフェで働いていたりと固定の場所を持たずに活動をしていました。
デジタルノマド的な働き方は、「場所と時間」の拘束がないので、好きなときに好きな場所で働くライフスタイルを取ることができます。物価の安い国を移動しながら生活をするスタイルであれば、東京などの首都圏で暮らすよりコストを抑えて割といい生活をすることも可能。
日本の案件を受注しながら、日本円を稼ぎつつ物価の安いところで過ごす生活はコスパが非常に良いかなと思います。
「デジタルノマド」「海外ノマド」になるには、お金がかなり必要だとイメージされる方も多いのですが、物価が低い国や日本であれば地方などであれば、東京などの首都圏で生活するよりもコストを費を下げることが可能。お金を掛けずにライフスタイルの質を上げるなんてこともできます。
デジタルノマドを今すぐ始めるべき3つのメリット
僕自身はデジタルノマドとして働き始めて、3年目ぐらいになりました。
3年間の活動を通して感じているのは、旅をしながら自由に働くスタイルは最高だということです。
実際に僕が経験した内容も踏まえて、デジタルノマドでいるメリットについてまとめました。
それは以下の3つです。
- デジタルノマドは旅と仕事を両立できる
- 行動していくことでスキルは積める
- ストレスフリーで収入は伸ばせる
順に解説していきます。
1.デジタルノマドは旅と仕事を両立できる
デジタルノマドのメリットは「旅と仕事」を両立しながら活動をすることが出来るということ。
一般的に旅行というものは非日常的なものであり、頻繁に行けるものではありません。特に会社員として働いている人であれば海外旅行に行けたとしても年に数回が限界なのかなと思います。
ですが、デジタルノマドは時間的制約というものが働き方によってはほとんどないため、場所を問わずに仕事をしながら旅をすることができます。
僕の場合は、物価が安い東南アジアをメインに拠点を変えつつ、仕事をしていることが多くあります。
日本での案件や仕事であれば、ある程度の売上を上げることができ、その収入であれば東南アジアの生活は十分すぎるほど贅沢をすることも可能です。東京であれば倍以上掛かるような生活も東南アジアあれば、3分の1以下で生活することができます。
例えば、Web制作案件なら低く見積もっても1サイト20〜30万円ぐらいは稼げると思いますし、僕の主戦場であるWebマーケティングであれば月20〜30万円ぐらいの固定報酬案件を受けるのはそこまで難しくありません。
仮に、月20〜30万円の売上だとして日本に住むとリビングコストだけでほぼ消えていきます。それが東南アジアなら日本円を稼いで、物価の安い東南アジアで働くことができるので、生活コストを下げることが可能。
僕がよく訪れるフィリピンで1LDKぐらいの高級コンドミニアムに住むなら5万ほどあれば可能で、物価も安い。そう考えるとわざわざ東京に住む必要もないですね。
僕は仕事の関係もあるので半分ぐらいは日本にいることもありますが、期間を決めて海外で生活することでリフレッシュができるのでワークライフバランスも非常に高いなと思っています。日本人である特権を活かせるという意味でもデジタルノマドは始めるべき。
関連記事:日本のパスポートは信用度最強【これを利用して旅に出ない理由はない】
デジタルノマド的な働き方であれば、収入を伸ばしていくことで旅する地域を東南アジアからアメリカ、ヨーロッパなどの物価の高いところでも行けるようになりますし、2拠点で生活するデュアルライフをすることも可能。
ノマドとして有名な高城剛さんの言葉で「アイディアは移動距離に比例する」という言葉がありますが、新たな働き方やライフスタイル、ビジネスを作っていく上で旅して働くデジタルノマドというスタイルでいることのメリットはめちゃくちゃあると思います。
僕はノマドになる上で参考にした本を以下の記事でまとめているので参考にしてみて下さい。
関連記事:ノマドワーカーを目指す上で参考になる本5選【自由に生きる方法】
また、旅と仕事のメリットもこんなツイートをしてますが、毎回旅をするたびに多くのメリットを感じています。
旅と仕事をしながら生活してるけど、人生こんなにも楽しくていいのか?ってぐらい充実度が高い。
理由は明確で、
・何かに制限されることがない
・ふらっと行く先を決めれる
・新しい体験ができる
・同じ価値観を持った人が周りにいる
・仕事が遊びの感覚実際挑戦してみて、旅と仕事の難易度は低い
— YOSHI@旅する起業家 (@kazushiyoshidaa) 2019年5月31日
実際に僕が旅と仕事というスタイルで感じたことは以下でも詳しくまとめています。
関連記事:【旅と仕事】旅をしながら働くノマドワーカーの活動で感じたこと。
2.行動していくことでスキルは積める
デジタルノマドをするにあたって、「自分でもできるかな…。」と不安だけを考えて、行動するのを辞めてしまう人が多いように思います。
僕自身は、デジタルノマド・フリーランスとして独立する前は会社員でした。その前をたどると、高校を一度中退して通信制の高校で高卒資格だけを取得している「学歴なし・スキルなし」の人材でした。
会社員になってから初めて「パソコンで資料を作る、作業をする」というのを経験しましたし、思い立って会社員を23歳になる手前で辞めて、無計画でフリーランスとして独立しました。
そのため、今でこそ「Webマーケティング・プログラミング・デザイン」が出来るようになりましたが、その当時はほぼスキル0の状態。フリーランスとして独立したてのときは苦労することが多かったです。
それでも、学びつつ行動することを辞めなかったおかげで現在はデジタルノマドとして働くことができていますし、思い返してみるとそこまで難しくなかったなと。
一歩前に踏み出す勇気がなければ何も始めることができないし、僕は決して頭が良かったわけでもスキルが合ったわけでもありませんでした。独立してから日々スキルアップのための勉強を続けて売上を上げてきました。
もし、フリーランス活動でそこまでお金がないのであれば東南アジアに最初は拠点を移してリビングコストを下げたり、地方に住むのでも良いかもしれません。
「出来ない理由」を作るのは自分であり、「出来る理由」を探すことができるのも自分だけです。自分なりに活動をすることでデジタルノマドとして活動することのハードルはそこまで高くありません。
また、一般的な働き方と異なりデジタルノマドは、様々な場所に訪れて様々な価値観に触れて刺激を受けることができる環境にあるので、行動を辞めない限りスキルを積み上げていくことが出来るかなと思います。
最近こんなツイートをしましたが、デジタルノマドをすることで1拠点で活動していたときよりも活動の幅が広がってきていると感じています。
デジタルノマドとして各地を旅しながら仕事するようになって、
■旅先でカメラマンの仕事が入った
■旅先で経営コンサルの案件が入った
■旅先で動画撮影の案件が入った
■旅しすぎて、面白そうと声かけられることが増えた旅と仕事を両立させるのは割と簡単。行動しなければ何も変わらない。
— YOSHI@旅する起業家 (@kazushiyoshidaa) 2019年6月11日
せっかく「旅と仕事」をキーワードに活動をしているので、旅先の写真を収めたいと思い、「sony a7iii」という一眼レフカメラを購入したのですが、それが結果的に仕事に繋がりつつもあります。
こういったことは、働く場所を限定して行動エリアが狭いと中々起きないことなのではないかなと感じています。
3.ストレスフリーで収入は伸ばせる
デジタルノマドの最大のメリットと言ってもいいのが、「収入を最大化ができて、時間の拘束がないこと」です。
まだまだデジタルノマド・フリーランスの働き方は少数派なので、会社員のような社会的信用などはありませんし、「自己責任」というところが前提としてあるのでキャリアを積めば確実に収入をあげていくことがでるというのは不可能です。
ですが、収入という面では誰に決められたわけでもなく、デジタルノマドは成果報酬のため、天井がありません。
働けば働くほど収入を上げていくことが可能。
僕が独立した当初は月30万円稼ぐのもやっとでしたが、月収が50万円、100万円と増やしていくことができました。
自分の力で1,000円でも10,000円でも稼いだことの経験がある人とそうではない人では大きな差があると僕は思っています。
組織という仕組みのなかで売上を上げることと、自分の力で稼ぐことは全くの別のスキルです。
会社員の場合は今の給与から月10万円ほどの昇給を目指すのは1〜2年という期間では簡単に達成できる目標ではないと思います。転職をして良い条件に移るか圧倒的な成果を出すしか方法がないのかなと。
IT系のデジタルノマドなら簡単ではありませんが、行動次第で収入を最大化していくことができます。
関連記事:フリーランスで年収1,000万円稼いで感じたこと【難易度は低い】
また、それ以外にも時間的拘束がないのでストレスフリーに近い形で働けるのもメリットです。
僕自身は、好きな仕事をしているので働くことが苦になることはほぼないのですが、会社員時代と比べて感じるのは、時間を有効活用できていると感じています。
朝満員電車に揺られる必要がなく、家でそのまま働くことが可能。GWや混み合う時期を避けて、旅も出来るのでストレスフリーに近い形を作り出すことができます。
僕のデジタルノマド生活を紹介
デジタルノマドを始めるべきメリットを経験から解説してきましたが、実際に僕がどんなデジタルノマド生活をしているのかをまとめてみました。
僕自身は東京を拠点に、海外・日本国内を回りつつ働いています。
デジタルノマドの仕事内容
僕自身はフリーランスとしてデジタルノマド生活を約2年半経て、現在はIT会社を2社経営しています。
フリーランス時代はWebマーケティングを本業にWeb制作・自社メディア運営をしつつ、現在は好きを軸に活動を多角化させ用途活動しています。
その内の1社のLISHという会社では以下のことをやっています。
- Webマーケティング
- Web制作・Web開発
- 映像・企画・制作
- 自社メディア運営
- マーケティングツールの開発とサービス提供
パートナーと共同でやっているものや会社のメンバーでやっているものと多々ありますが、ほぼ全てが場所にとらわれずデジタルノマドが可能な働き方です。
オフィスもなければ電話もない。ミーティングは週1回ぐらいビデオを通して、それ以外はチャットでやり取り。必要があれば合うみたいな形です。
それをベースに好きなタイミングで皆で旅に行けるスタイルを確立出来ればと思っています。
新しく作った会社で映像製作事業が本格的にスタート!
第一弾は、会社メンバーで訪れたセブ島日本人経営のタトゥーショップSUPERNOVA!
短期間から入れれるヘナタトゥーが有名で、約500円ぐらいからお洒落なタトゥー入れれます😆詳しくは動画にて!https://t.co/VxCOXT8ajG pic.twitter.com/7pXdGyLN1x
— YOSHI@旅する起業家 (@kazushiyoshidaa) 2019年6月6日
最近では、セブ島でノマドワークのついでに撮影旅をして、日本人経営のタトゥーショップの動画制作をしました。
基本はパソコン1台で拠点を変えて仕事をすることができて、働き方が多様化しているなかで自分がやりたいこと・好きなこと・実現したいことを軸に働いています。
関連記事:海外ノマドとは?仕事内容と生活について詳しく解説します【経験談】
旅する理由はシンプル。人生に飽きているから。
僕が「旅と仕事」をキーワードにライフスタイルを作っている理由は、「毎日がルーティンである生活に飽きている」という理由です。
毎日同じルーティーンで同じ場所に出社し、決められた仕事をする。これがスキルを上げる上で重要なことであれば、大事なことだと思いますし、プライベートとのバランスが取れていればこのような働き方もありだと思います。
ですが、単純に僕にはこの働き方はできないし、合っていませんでした。高校時代から決められた時間に学校に行くことですら苦に感じて辞めたぐらいなので合わないことは出来ないのです。
そこで、一般的な働き方の考え方を振り切り、やめてみることが結果的にデジタルノマドという働き方に変わりました。旅をして様々な場所に訪れることで非日常を感じることができるし、その経験がさらなる原動力にも変わっていきます。
マニラのボニファシオに行ってみたけど、フィリピンと思えないぐらい都会。日本で例えると表参道的な感じで、乗り合いバスのジプニーの通行が禁止で、めちゃくちゃ綺麗。
セブとは違う感じだし、東南アジアで都会に生活したいならこのエリアありかも。アートペインティングも至る所にあっておしゃれ。 pic.twitter.com/ct0tIBL8oj
— YOSHI@旅する起業家 (@kazushiyoshidaa) 2019年6月2日
常に自分の知らない土地に訪れて、見て体験することで新たに感じることや自分の価値観の形成につながってくる。もしかしたら、この「旅と仕事」というライフスタイルも飽きるかもしれない。
それもそれで、新たな視点で物事を見れる気がしていて楽しみでもあります。
マニラにプライベートで来たのほぼ初だったけど、セブとは違う都会ならではの感じや雰囲気をいろいろ見れた。
やっぱり、写真だけじゃわからないので自分でどんどん体験していくべき。
街の雰囲気は嫌いじゃないし、東南アジアの移動もしやすいし、一回マニラにベースを作るのはありかもなと。 pic.twitter.com/7gUksV5ZaV
— YOSHI@旅する起業家 (@kazushiyoshidaa) 2019年6月3日
自分の目で見て経験するからこそ価値があるし、このライフスタイルを続けるために行動し続けることができます。
一般的な価値観や常識にとらわれずに新しいライフスタイルを作り出していくのは、控えめに言って最高で人生の幸福度が高いです。
自分が何をしたいのかを軸に行動しよう。
デジタルノマドについてまとめてきましたが、これからはライフスタイル・ワークスタイルを大きくシフトする必要が出てくる時代になっていきます。
「自分が何をしたいのか?好きなのか?実現したいのか?」を考えてみるのが大事だと思います。自分ごとにならないような仕事や働き方って続かないと思うんです。
僕は英語学習メディア(English With)をチームで運営しているのですが、これは19歳のときにセブ島に訪れたときに始めた個人ブログがキッカケとなっています。(※過去記事を見始めると内容がひどい…。)
「海外に出た経験」「英語を話せるようになって変わった世界」を誰かにアウトプットしたかったのが理由がキッカケで、それがベースになりWebメディアと呼ばれるレベルまでには達してきたかなと。
これは「英語を勉強する」「海外留学をする」というのが自分ごとだったので、継続することができました。
仕事をする上で熱量は大事だし、興味がないことは続かないと思います。僕は3年ぐらいの経験を通して様々なビジネスに手を出しましたが、そこまで興味がないことはことごとく失敗しました。続きませんでした。
そのため、「自分が何をしたいのか」を軸に行動するのは非常に大切なことだと思います。
僕は、「遊びを仕事にしたい」「旅をしながら仕事をしたい」と思って、それができる環境を作ることに対して行動しています。もちろんそんな簡単じゃないので苦労することはありますが、それもそれでRPGみたいなゲームをする感覚で楽しめています。
「旅と仕事」というライフスタイルを追い求めているから旅をする。将来的には海外移住をしたいから住みたいと思える国を探すためにも旅に出ています。
行動範囲を広げて様々な価値観に触れることで視野を広げて物事を見ることができる。そのためにも僕自身はデジタルノマドであり続けたいと思っています。
僕なりにデジタルノマドの価値観をまとめてきたので参考にしてみてもらえると嬉しいです。
P.S.
ツイッター(@kazushiyoshidaa)ではフリーランス・ノマド・英語学習やビジネスについて呟いているので興味がある方はフォローをお願いします。