フリーランスとして独立2年目で月収100万円以上をコンスタントに稼いでいたYoshi(@kazushiyoshidaa)です。現在は、IT会社を2社経営しています。
僕がフリーランスとして活動していたときはWebマーケターを本業としつつ、Web制作・アフィリエイトなどで収益を稼いでいました。その当時の時給で言うと5,000円は夕に超えていて、それ以上の時給のときもありました。
その中で感じたのが、フリーランス活動で売上や高い時給で働きたいのであれば大事なのは時給意識を持つということ。
僕自身も最初からフリーランスで稼げていたわけではなく、独立当初はまったく稼げずに、時給計算すると1,000円以下なんてときもありました。
この記事では、フリーランスの時給意識の重要性と時給を上げる方法をセットで解説していければなと思います。
目次
フリーランスが時給意識を持つことが大事な理由
先日こんなツイートをしました。
フリーランスとして活動して収入を上げていきたいなら時給意識を持つことが大事。
自分を安く見積もるのはダメだし、時間に対してどれだけの売上が上がるかを意識していかないと1人社畜化していく。自由なライフスタイルからは程遠い場所に行ってしまうと思う。
— YOSHI@旅する起業家 (@kazushiyoshidaa) 2019年5月28日
自分を安く見積もるのはダメだし、時間に対してどれだけの売上が上がるかを意識していかないと1人社畜化していく。自由なライフスタイルからは程遠い場所に行ってしまうと思う。
フリーランスって好きな場所で好きな時間に仕事をしていて自由なイメージがあるけど、正直あまり稼げていないフリーランスや仕事の案件過多で、自由とは程遠いところにいる人は結構多いと思います。
その理由が時給意識を持っていないことと自分を安く見積もっているということ。
時給意識を持つ必要性
僕が独立してフリーランスなったのは22歳のとき。高卒で社会に出ていたのである程度、社会人としての知識はあったのですが、一人で仕事をし始めるのは当たり前ですが初めて。
独立当初は、月20〜30万円を稼ぐのがやっとでした。その理由はとりあえず案件を獲得することを重要視して、時給設定や単価設定をまったくしていなかったからです。
どれぐらいの作業が掛かり、その労力を考える
作業内容をざっくりで良いので計算して、その労力を考えましょう。
それに見合う時給を設定しないと全く売上が上がらない仕組みに変わる可能性がありますし、会社員時代よりもまったく稼げないなんてこともありえます。
安すぎる時給や売上で活動しても正直モチベーションが上がらないので、発注側の納得感が得られる金額感で安売りだけは辞めましょう。
そもそも、発注側が出来ないからフリーランスに発注しているわけで、相手を納得させる金額間なら問題なく受注できるはずです。
【時給の決め方】目指している月収を元に設定
フリーランスの時給の決め方は、正直ざっくりでいいと思います。なので、目標としている売上をもとに逆算して設定しましょう。
例えば、月の稼働日を20日として1日8時間働く場合は、月に160時間働いているので以下のようになります。
- 目標月収100万円=時給6,250円(100万円÷160時間)
- 目標月収80万円=時給5,000円(80万円÷160時間)
- 目標月収50万円=時給3,125円(50万円÷160時間)
- 目標月収30万円=時給1,875円(30万円÷160時間)
ここで、大事なのは目標としている月収と自分のスキルが釣り合っているかがポイントです。
僕の場合はWebマーケティングが本業で、月の固定報酬でコンサルに入る形がほとんどのため、月契約の報酬額に決め方は作業量と経験から来る価値、市場相場をあわせて固定報酬額を決めています。
- 作業量(工数)
- スキル(個人としての価値)
- 市場の相場
Webマーケティングの場合、そこまで工数が掛からないような部分も仕事としてはあるのですが、そこまで来るために掛かった年数や経験を考えると時給は上げてもいいかなーぐらいで設定しています。
市場の相場を把握しつつ、安売りをしないようにするのが大切です。
相場とそこまでずれていなければ時給を上げても相手も納得してくれますし、成果を出せば良いだけなので問題ありません。
Web制作のときも実際に掛かる時間を計算しつつ、市場の相場と合わせて設定しています。
フリーランスが時給をアップさせる方法
フリーランスとして活動するなら時給を上げていきたいですよね。
「フリーランス=売上が心の安定」というところも実際あるので、時給を上げるのは大事なことかなと。自分が目指しているライフスタイルを作り出すという意味でも、時給意識を持って行くのが大事。
実際に時給を上げていく具体的な方法は以下です。
- 経験・スキルを底上げする
- 仕事を仕組み化する
- 半自動的に収益を稼げる仕組みを作れる
- 単価交渉の際には相場を伝える
順に解説していきます。
1.経験・スキルを底上げする
当たり前ですが、スキルや経験がない状態で時給を上げようとしても無理です。
Webデザイナーなら案件の数やポートフォリオは大事ですし、Webマーケターなら実績や経験と知識量が求められます。
僕の場合は、フリーランスを独立し始めの頃はWebマーケターとしての知識はほぼ皆無でしたが、アフィリエイトサイトの運営歴やこれまでの実務経験をもとに活動をしていました。
今ではWebマーケティングをやり始めて3年ほど経ち、数多くの法人のマーケティングコンサルで集客を成功させてきましたし、自分が運営するいくつかのメディアやサービスもその知識で売上を上げているため経験とスキルが積み上がりつつあります。
3年前の自分と今の自分では当たり前ですが、市場からの価値が異なるのでその経験をもとに時給を上げることは割と簡単です。
それに加えて、3年前では1日掛かった仕事が今であれば2〜3時間で終えることができます。経験から来る仕事の効率化は時給を上げる要素でもあります。
また、経験と実績があるので全ての仕事が紹介で仕事が来るので、安売りする必要もなく高い時給をもらうことができます。
大事なのは経験とスキルの底上げをしてクライアント(発注側)からの信頼をどんどん積んでいくことです。
2.複数のクライアントを持つこと
僕がフリーランスとして始めた当初は好意としているクライアントは1社もいませんでした。
またWebマーケティングのコンサルを同時に行うのは3社ぐらいがMaxでしたが、3年ほどたった今であれば5〜8社ぐらいはやり方によっては見ることができます。
忙しすぎるのは嫌いなので、あまり多くのクライアントを持たないようにしていますが高い時給を上げるなら複数の案件を並行で作業していくのはおすすめです。
単純に一つだけの案件だとリスクが高すぎるというのもあるので、複数案件を同時に回せれば売上も上がり、時給も上がります。
だいたい同じような仕事内容であれば、作業をテンプレート化できるので効率化も図れます。
3.仕事を仕組み化する
時給を上げていきたいのであればフリーランス活動の働き方を仕組み化しましょう。
Web制作案件や開発案件、コンサル系であっても受注してから全ての作業を自分だけで請け負う必要はありません。
僕はWebマーケティングをメインで活動していますが、その延長線上でデザイン案件・LP制作案件などを受注することがありますが、基本的にはディレクションのみ行い、パートナーに流すことが多々あります。
理由として、自分でやると工数が掛かり時給が低くなるからです。
デザインもWeb制作も可能だけど、自分がやるよりも他の人がやったほうが良いものは全てパートナーと連携するようにしています。
その道のプロに頼んだほうが、クオリティは高いですし、僕がそれに掛かる時間の半分ぐらいで完成させれることを考えれば、僕は得意なコンサルに集中した方が高い時給を上げることができます。
全て自分でやるという選択肢を辞める決意をすること。そして、案件をシェアできる仲間を見つけることで、効率的に稼げることができて時給を上げることができます。4.半自動的に収益を稼げる仕組みを作れる
フリーランスの活動を継続的に続けていくのであれば安定収入として入る仕組みを作るべきです。
具体的には以下のようなもの。
- 固定報酬のコンサル案件
- サーバー管理などの保守管理案件
- アフィリエイトなどの広告収入
- 自分でサービスを作り、収益化させる
上記の全てはフリーランス時代から実際に僕がやっていることの活動でもあります。
1.固定報酬のコンサル案件
固定報酬のコンサル案件は工数自体はそこまで掛からずに、戦略づくりのCMOを一人雇うイメージなので安定的に収益が稼げるので時給を上げやすいです。
とりあえず、契約さえ切れなければ得意分野なので最小工数で売上を上げることができます。
2.サーバー管理などの保守管理案件
コンサル以外でも固定報酬を獲得することは可能です。
例えば、僕の場合はWeb制作のあとにサーバー管理や一定時間の修正管理をセットで付けて年間契約をしています。
サーバー管理などはそこまで工数は掛からないですが、IT系の作業をまるっと任せておきたいという会社は結構多くいます。また、HPの修正管理も修正がなかったとしても報酬としては入るので高い時給を貰う方法の一つかなと。
3.アフィリエイトなどの広告収入
僕はWebマーケティングの勉強も含めて複数のメディアを運営しています。特にメインでやっているのは、「英語学習メディアEnglish With」。
SEOやWebデザイン、マーケティングの勉強になるのに加えて、広告収益が毎月一定額入ってきます。
正直、アフィリエイトサイトやブログは初期段階では頑張っても収益が上がらない状態で時給1〜10円ぐらいで運営していました。ですが、継続的に戦略を練って時間を投下すれば月10万円ぐらいは簡単に到達が出来ると思います。
フリーランス時代の僕の広告収入はだいたい月100万円以上。
目先のことを考えると時給が低いですが、将来的には記事のメンテナンスや管理ぐらいで固定で収益が生まれるので結果的に時給を上げる方法の一つにもなります。
フリーランスなら取り組んでみるのはありだと思います。
関連記事:ウェブ系フリーランスがアフィリエイトをやるべきメリット【経験談】
4.自分でサービスを作り、収益化させる
自分でサービスを作り、収益化させるのも方法の一つです。
noteでスキルを販売していたり、WordPressのテンプレート販売、オンラインサロンの運営などで活動しているフリーランスなんかも自分のサービスを販売することで月に安定的な報酬を稼いでいます。
僕の場合は、月額課金のITサービスをエンジニアと共同開発して運営しています。
専門領域のマーケティングがメインなので得意なのもありますが作業工数は月10時間も掛かっていません。それで、平均的に毎月10万円ぐらいの売上が積み上げ式に上がっています。
フリーランスで時給を上げていくのであれば固定報酬や案件獲得型だとどうしても、収入の限界・天井が来てしまうので、自分でサービスを作って運営するのは挑戦するべきだと思います。
それで培った経験も必ず価値のあるものになるはずです。
単価交渉の際には相場を伝える
最後に、案件を獲得する際の単価交渉は価格を提示するだけでなく、市場の相場をしっかりと相手に理解してもらいましょう。
安売りしてモチベーションが低い状態で働いてもこちら側が、パフォーマンスが上がらなければ発注側も得はしないはずです。
相場を理解してもらい、現状の自分の適正価格を決めて提示しましょう。
相手が納得すればOKです。あとは、信頼を獲得できるような仕事をしていけば自ずと高い時給で働けるようになるはずです。
フリーランスの時給アップは適当に。あとは試行錯誤。
フリーランスでの活動での単価設定や時給を決めるのは、割と適当で大丈夫だと思います。
大事なのは、「作業工数・自分の価値・市場の相場」のバランスを取ること。まだまだ稼げていないんのであれば時給意識を持つ意識が必要ですし、どれぐらいの時間で作業を終えているかを考えて行動する必要があります。
自分を安売りするのもよくないですし、時給意識を持たずにただ活動するのもNG。自由なライフスタイルを維持しつつ、フリーランス活動をするのであれば時給意識をして活動していきましょう。