この記事では、フリーランスに対して不安定がどうかを知りたいと考えている方向けの記事です。
- フリーランスって不安定なの?
- フリーランスになりたいけど、実際のところどうなの?
僕自身はフリーランス歴約5年ほど。個人事業主として約2年ほどしてから法人化をしているので、現在は法人経営者ですが働き方はフリーランス時代から変わっていません。
- フリーランス歴約5年ほど
- 現在は法人化して活動
- 専門領域はWebマーケティング
結論としてフリーランスは不安定な側面もありますが、会社員と比較して大きく稼げて自由裁量で働ける最高の働き方です。
フリーランスだと収入が不安定な側面もありますが、会社員が必ずしも安定しているわけでもないかなと。
経験談も踏まえて「フリーランスは不安定なのか?」を詳しく解説していきます。
目次
フリーランスが不安定と言われる3つの理由
「フリーランスは会社員と比較して不安定」「安定がないから危険がない」と言われる理由としては以下の3つが挙げられます。
- 会社員のように固定給がない
- クラウドソーシングで稼ぐのは限界がある
- スキルアップを常に求められる
否定はしませんが、知っておくべき点のため解説していきます。
理由①会社員のように固定給がない
フリーランスは会社員のように固定給がないケースがほとんど。そのため毎月安定した収入がありません。
固定でやる案件に関してもいつ案件が終了になるかわからないリスクも少なからずあります。
この点がフリーランスが不安定と言われる理由の一つでしょう。
理由②クラウドソーシングで稼ぐのは限界がある
クラウドソーシングサービスを利用するフリーランスの人も多いと思いますが、低単価案件が多いかなと。
コストを抑えて発注したい企業と案件を自分の力で獲得できないフリーランスが使うプラットフォームのため、大きく稼ぐのには限界があり、収入が安定しません。
また、手数料がかなり取られるのもクラウドソーシングを使うデメリットの一つですね。
フリーランス初期はクラウドソーシングを使う必要もありますが、ここを脱却していかないと安定には繋がりません。
理由③スキルアップを常に求められる
フリーランスは個人の力で案件を獲得し、報酬をもらう仕事です。そのため、会社員のように会社に守られていないためスキルアップを常に求められる環境にあります。
スキルアップのために勉強をしない限り、市場に取り残されることも多いかなと。
常に成長を求められるのも不安定になりかねない要因の一つです。
フリーランスは不安定だからこそ大きく稼げる
フリーランスが不安定と言われる理由をまとめてきましたが、安定を選ばないからこそ大きく稼げるのは間違いありません。
安定という時は「安く定まる」と書くので、会社員が安定なのであれば「安い給与を理解し、その場に定まっている」働き方と言っても過言ではありません。
会社員でも結果を出して稼げる人もいるのも事実ですが、フリーランスの方が大きく稼げる理由をここでは解説していきます。
- 固定給がないため単価が上げられる
- 複業で収入源を分散できる
- 節税方法が多いため収入が増える
固定給がないため単価が上げられる
フリーランスには会社員のために固定給がないため不安定と言えますが、だからこそ稼ぎやすいと言えます。
会社という形態上ですが、給与は一度上げたら簡単に下げることが出来ません。「パフォーマンスが低い」という理由で下げることは難しいです。
その点、フリーランスであれば必要な場面で専門スキルを持った人を探し、仕事を依頼できるため会社員と比較して単価が多少高くても採用されるケースが高いです。
僕の専門スキルはWebマーケティングですが、コンサルティング業務は週1〜2程度の稼働で月20〜50万円は割と多くあるかなと。もちろん結果が求められるため、大変ではありますが、Webマーケティングコンサルを会社でやっている場合で同様に稼げるケースは少ないでしょう。
固定給がないからこそ単価を上げることができるのがフリーランスのメリットです。
複業で収入源を分散できる
フリーランスは不安定なのですが、収入源を分散することで継続的に稼ぐことは可能。
例えばコンサルティングする会社を1社ではなく、2〜3社に増やしたり、案件の受注先を複数持っておくなどです。
会社員の場合、一つの仕事に依存しがちですが、フリーランスであれば複数の仕事を掛け持って副業することでリスク分散することが可能。
僕の場合は、Webマーケティングをメインとしたコンサルティング以外にもWeb制作や開発ディレクションを行うこともありますし、継続収入を得るために自社メディア・ブログを運営しているため安定的に稼ぐことができています。
計画的に活動をするフリーランスであれば年収1,000万円は難易度が低いので、会社員と比較してメリットが高いかなと個人的に思います。
関連記事:フリーランスで年収1,000万円稼いで感じたこと【難易度は低い】
節税方法が多いため収入が増える
フリーランスが稼ぐ方法ではないですが、会社員と比べて節税方法が多いため結果的に残る収入が多いのもメリットの一つだと言えます。
フリーランスの場合、仕事使っている自宅の家賃が半額程度経費で使えたり、ネット代金や飲み代、勉強のための書籍が経費として計上が可能。
- カフェの飲食代
- 友人との飲み代
- 家賃(半額程度)
- ネットの使用料
- パソコンや書籍などの購入費
もちろん仕事に関連していることが前提ですが、全て経費にできるのは大きなメリット。
会社員とフリーランスで月給が全く同じ場合でもフリーランスの場合、節税することができるため結果的に手取り金額は増えます。
この点はフリーランスが不安定だとしても会社員と比較した際のメリットと言えるでしょう。
スキルを磨き、信頼を勝ち取ればフリーランスは勝ちゲームです。
フリーランスの不安定についてまとめてきましたが、スキルを磨き、信頼を勝ち取れる人であれば会社員として働くより、大きくメリットがあります。
フリーランスは日本前提でみてもマイノリティー(少数派)のため不安定と言われますが、実際のところフリーランスが不安定というのは勘違いだと思います。
会社員が安定という考え方がそもそも間違い
会社員が安定という考え方が変わってきているように思います。
毎月決まった給料を貰え、ボーナスも年2回が当たり前のように入るというのがいつまで続くかわかりません。
IT業界でAIや自動化するツールが増えてきている中で必要な人材が変わってきているのは事実ですし、2020年にコロナの影響を受けた業種・業界も少なくありません。
会社員として働くのが安定と言われる時代は終わりつつあるかなと。
その点フリーランスは、日々スキルアップをしながら働いているため会社員の人よりも市場価値を上げやすくあります。
結果を出せるフリーランスであればこの先会社員として働くよりも安定して稼げるはずです。
【脱不安定】フリーランスが収入を増やす方法
フリーランスになり、自由裁量で収入を上げることができていることに満足していますが、具体的に収入を増やす方法をここでは解説していきます。
- クラウドソーシング等で経験を積む
- スキルを磨き信頼を獲得する
- 自動化の仕組みを構築する
方法①クラウドソーシング等で経験を積む
フリーランスを始めたてのときは低単価の案件も含めて経験をまずは積むのが大事。
会社員時代に副業(複業)として働けているのがベストですが、そうでない場合はクラウドソーシングや案件を紹介しているプラットフォームで仕事を見つけましょう。
クラウドソーシングであれば案件数が豊富のため、生活するには困らない程度に稼げるはずです。
ここで経験を積みながらクラウドソーシングに依存せずに稼げるのを目指していきます。
方法②スキルを磨き信頼を獲得する
経験を積みながらスキルを磨いていきましょう。フリーランスには幅広いスキルが求められるので、専門スキルを磨き対応範囲を広げることで案件獲得がしやすくなります。
この時点でブログやSNSを通じた情報発信をしたり、知り合いづてで営業を行ったりと活動し、直接案件を受注するのがベスト。
直接の案件であれば、クラウドソーシングの手数料を取られることなく、高単価にすることもできますね。
そのために、自分のスキルを広げていくと言いでしょう。
方法③自動化の仕組みを構築する
継続的に案件を受注して、収入が安定してきたら自動収入の仕組みを構築しましょう。
フリーランスの場合、自らのスキルをもとに稼ぐ必要があるため、作業量に限界が来ると収入も伸び悩んでいきます。
そのため、手を動かす仕事から自動的に収入が入る仕組みを考えておきましょう。
具体的には次のような方法です。
- 雑務を外注して作業量を減らす
- 外注案件を組織化する
- ブログやYouTubeなどで自動収入が入る仕組みを作る
- 外注業務ではなく自分のビジネスを作る
自分の作業を減らしながら時間を効率的に使うことを考えておくのが大事ですね。
僕もフリーランス初期は全て自分で作業をしていましたが、外注して雑務をへらすようにしていき、現在は複数名のパートナーに案件を割り振っているため自分が行う作業量を減らすことができています。
また、自社でメディアを複数運営しているため、仮にコンサルティング案件がゼロでも収入が安定的に入る仕組みを構築できています。
「目の前の仕事をどう効率化できるか?」を考えることができれば、収入をもっと上げて自由に働くことが出来るでしょう。
まとめ:フリーランスは不安定ではない。
フリーランスという働き方は、不安定と言われることはあるけどそんなことはありません。
まだまだ日本ではフリーランス人口が少ないため、先入観から不安定というふうに捉えられてしまいます。周りにフリーランスとして働いている人が少ないのも要因でしょう。
僕がフリーランスとして働き始めたのは2016年で、「フリーランス」という言葉すら浸透していませんでしたが、今では「フリーランス」以外にも「複業」「パラレルキャリア」という言葉も耳にするようになりましたね。
これからの時代の流れはフリーランスや複業などの働き方になることは間違いないと個人的には思っています。
新しいスキルを習得しつつ、まずは行動してみましょう。