フリーランスとして活動しているよっしー(@kazushiyoshidaa)です。
Webライターとしての経験があり、現在はWebメディアを運営する会社を法人化して、経営しています。
- フリーランスとしてWebライター経験あり
- 現在はメディア編集長として複数のWebメディアを運営
- 常時10名ほどのWebライターへライティング案件を発注
- A8.netで2020年総合1位のSEOサイト運営者(参照)
Webメディア編集者として、フリーランスのWebライターさんに仕事を発注している立場の僕が、この記事では「Webライターの収入事情」について解説していこうかなと思います。
「Webライターは儲からない…」なんて情報も合ったりするので、具体的な収入・年収を解説しているので参考にしてみて下さい。
フリーランスでWebライターをしている方も周りに多かったり、仕事を一緒にさせていただくことが多いのですが、フリーランスWebライターの収入事情をまとめてみました。
目次
フリーランス・Webライターの収入事情
Webライターとして活動する際にどれぐらいの収入が入るかは一番気になるところですよね。
2020年にマイナビ転職が実施した調査「2020年版 職種別 モデル年収平均ランキング」では、会社員・フリーランスを合算して「記者・ライター」の収入が平均445万円。
高収入にも見えますが、大手新聞社や出版社で働く方も含まれるため、Webライターに限定していくと平均年収は300万円〜ぐらいかなと。
月収ベースで計算すると月々の収入は25万円という計算になります。
めちゃくちゃ稼げているわけではないですが、フリーランスとしての活動は普通にできるかなという感じです。
フリーランスWebライターの方であれば、100%自由に働くイメージとは程遠いですが、場所と時間問わずに働くことができる最低限の収益は上げれるかなとイメージです。
スキルがほぼなくても新卒会社員と同等程度の給与はすぐにでも稼げて、専門知識を学んでいくことで月25万円以上は稼ぐことは可能。フリーランス活動の第一歩としてはちょうどいいかも知れません。
Webライターの記事報酬単価
Webライターとしての活動の第一歩はクラウドソーシングで受託を受けるという人が多いでしょう。
未経験からのスタートだと、文字単価0.5〜0.1円程度。1記事3,000文字程度の案件なら1,500円〜3,000円の報酬となります。
文字単価は経験や専門知識などで変わってくるので、未経験ライターなら1円以下。それ以上はある程度の経験が必要になり、ざっくり次のように分けられるかなと。
未経験 | 文字単価0.1円〜1円 |
スキル・知識がある | 文字単価1円 |
ハイレベルな案件 | 文字単価3円 |
未経験の方でも記事数をこなすことで、月5万円・月10万円ぐらいは稼ぐことが可能で、副業としての活動としてはありですね。
フリーランスWebライターとして本業で活動するのであれば、スキル・知識が求められてきます。
フリーランスWebライターの平均年収
ざっくりとしてWebライターの年収を冒頭で解説してきましたが、「実際のどれぐらい稼げるのか?」はイメージしておきたいところですよね。
フリーランス白書2019のデータによるとWebライターの平均年収は250万円〜550万円。月収にすると月21万円〜46万円です。
割合別に見てみると次の表となります。
200万円未満 | 32.0% |
200万円~400万円 | 26.9% |
400万円~600万円 | 21.5% |
600万円~800万円 | 8.2% |
800万円~1000万円 | 5.5% |
1000万円~1200万円 | 2.3% |
その他 | 3.6% |
年収が200万円未満が一番多いのでこれだけ見ると稼げていないWebライターも多くいますね。
その反面、1,000万円クラスのWebライターもごく少数ですが存在しています。
Webライターになって「年収○○円稼げる!」と断言することは出来ませんが、スキルを身につけていけば1,000万円も目指せることは確かですね。
現実的に目指せる年収は400〜600万円のラインかなと思います。
フリーランスWebライターとして高収入を達成する5つの方法
フリーランスWebライターとして活動を続けていく上で、自身をブランディングしたり、経験を積むことで収入を上げていくことは可能。
信頼と実績を積み、「この人であれば多少単価が上がってもお願いしたい」と思われるようになれば高収入を目指していくことは出来ると言えます。
逆に言うと、自己成長のために活動をしないと低単価で年収200万円未満のままということもありえますね。
そこでここではフリーランスのWebライターとして高収入を目指す方法を経験も踏まえて考えてみました。
僕自身は、Webメディア運営をしており、フリーランスの方などにライティング案件を発注している側なのでその目線も踏まえて収入を上げる方法をピックアップしています。
- 毎月決まった案件獲得を目指す
- 専門性を高めて高単価を目指す
- SEOとコピーライティングを覚える
- ブログ・メディアを自身で運営する
- Webメディア編集者として活動する
①毎月決まった案件獲得を目指す
Webライターとしての活動の第一歩として、クラウドソーシングを利用する方は多いかなと思います。案件数も豊富で報酬を得やすいのが特徴ですが、低単価な案件も多く、手数料が取られるためデメリットもあります。
そのため、Webライターとして収入を上げていくには毎月クラウドソーシング上で案件を探すのは理想的ではありません。
そこでおすすめはWebメディアのライター募集に直接応募して、案件を獲得すること。
クラウドソーシングで案件獲得するよりも文字単価(記事単価)を上げることも可能ですし、月10記事執筆するなどと決めておけば継続的に案件獲得ができます。
発注者側としても毎月フリーランスのWebライターを探して個別に発注をしていく必要性がなくなり、コミュニケーションがすでに取れているライターだと仕事もしやすいというメリットがあります。
このような月契約の案件をを獲得できれば、決まった収益を上げることができますね。
僕自身が運営するWebメディアもクラウドソーシングは使わずに、継続的に執筆してくれるWebライターの方にお仕事を依頼しています。
②専門性を高めて高単価を目指す
クラウドソーシングなどの案件だと、Webライターとしての経験が少なくても獲得できる案件が多くあります。誰でも書ける記事にはそこまで価値はないので、文字単価も記事報酬も上がっていくことはないと考えたほうが良いです。
そのため、収入を上げるには自分が得意な分野・興味関心のある分野など専門性を上げていくことが大事。専門知識が求められる記事の場合、1記事あたりの報酬を上げていくことができます。
具体的な例だと「法律」「医療」「健康」「金融」などの難しいジャンルの記事を執筆出来る方だとメディア企業からも需要が高いため、文字単価が高い傾向にあります。
いきなり専門性が高い記事を執筆するのは難易度が高いので、好きなジャンルで記事執筆するのもいいでしょう。
例えば「韓国コスメ」「旅行」「英語・韓国語などの語学」「ゲーム」などなど。特定のジャンルに詳しく、それに特化したメディアのWebライターとして活動することで収入を上げていくことも可能ですね。
③SEOとコピーライティングを覚える
Webメディアに記事執筆をしていくのであれば、SEOライティングやコピーライティングスキルは必須。
SEOとは、簡単に言えばGoogleの検索順位上位を目指して記事のアクセスを増やすこと。メディア記事のアクセスが増えれば、その運営者は収益を伸ばすことができます。
コピーライティングは、一言でいうと「人間心理を深く理解して、言葉で読者の行動を変えること」。記事内で商品やサービスを紹介することがあるのであれば、こういったライティングスキルを持っているライターは発注者側からしても求めているスキルです。
特に、アフィリエイト特化のWebメディアであればこういったスキルを持っているライターは好まれるため、最低限の知識は知っておくべきですし、ライターの経験を積みながら習得しておくことをおすすめします。
④ブログ・メディアを自身で運営する
安定収入を求めつつ、高収入を目指してライターとしての活動を続けていくのであれば、ブログ・メディア運営を始めるのもおすすめです。
自分でブログやメディアを運営することで、そこで生まれた広告収益などは自分に還元されていくことになります。
月5万〜10万円ほどブログから収入が発生してくると安定感が増してきますよね。
また、Webメディア運営をする過程でアクセスを集める方法、コピーライティングスキルなどはWebライターとしての活動にも必ず活きてきます。
メディア編集者目線で「この記事はどの読者に向けてどんな記事を書けば良いのか?」が分かってくるとWebライターとしての価値も上がってきます。
副収入とスキルアップの2つの面でブログを始めて見るのはおすすめです。
関連記事:ウェブ系フリーランスがアフィリエイトをやるべきメリット【経験談】
⑤Webメディア編集者として活動する
Webライターとしてキャリアを歩んでいく上で、Webメディア編集者を目指すのはありでしょう。
Webライターは記事執筆数に対して収入が増減するので、毎月一定数の記事を執筆する必要があるため、継続的に執筆し続ける必要があります。
その点、Webメディア編集者はWebライターの管理、ライターの記事品質の担保のため、マネジメントに近い働き方になります。
スキルや知識は求められますが、Webライターよりも収入が上げやすくWebメディアの編集者として活動できれば固定収入の確保が可能。
僕が運営するWebメディアもフリーランスWebライター出身の方に編集者として活動していただいています。
Webライターとして活動しつつ、Webメディアの編集者を目指してみるのも収入アップを目指す上ではありでしょう。
最後に:Webライターで儲からないのは経験・実績不足
フリーランスライターの収入事情についてまとめてきましたが、低単価で稼げていない方もいますが、年収を見ると1,000万円以上を稼いでいる方もいましたね。
月20万円程度であればWebライターとして稼ぐハードルは低いですが、高収入を目指すのは専門知識を身につけて、経験を積んでいく必要があります。
そのため、Webライターとして最短で活躍したいのであれば、Webライター養成講座などでスキルを磨いてみるのも一つの選択肢としてあるでしょう。
おすすめは月収100万円を達成するWebライターからライティングについて学べる講座です。
公式サイト:スキルハックスのライティング講座
関連記事:ライティングハックスをWebメディア経営者が評価【徹底解説】
また、フリーランスWebライターの始め方は次の記事で詳しく解説しているのでこちらも参考にしてみて下さい。