海外ノマドワーカーとして活動しているYoshi(@kazushiyoshida)です。
フリーランス的な働き方が増えている中で、拠点を海外にして働いている海外ノマドワーカーも増えつつあります。
僕自身は、フリーランスとしての活動が3年目に入っていますが、正直独立するまでは海外で自由に働くことはなんだかすごいなーと思いつつ、活動を始めました。
ですが、実際のところ経験して感じたのが海外で自由に働きながら生活するのはそんな難しいことではありません。
理想とするライフスタイルを追い求める上で、「海外ノマドワーカー」を興味を持っている方に向けて実際の仕事内容や生活をまとめたので参考にしてみてください。
目次
海外ノマドとは?
海外ノマドとは、一言で言うと海外に拠点を作り働いているノマドワーカーを指しています。
もともと、ノマドとは遊牧民を意味するnomadが語源となっていて、情熱大陸で元祖ノマドワーカーとして安藤美冬さんが特集されてから注目を集めている働き方の一つです。
定住地を持たず、好きな場所で働くノマドワーカー
ノマドワーカーは、定住地を持たずに自分の好きな場所で働きながら活動するということ。
例えば、僕の場合は冬の季節があまり得意ではないのですが冬の季節は南国に移動しつつ働いたり、自分の興味のある都市に移動しながらなので「旅と仕事」がセットになっているイメージです。
僕の場合は、仕事の面も含めて東京が便利なのですが、常にいる必要はないので、拠点を変えつつ仕事をしています。
直近だと、フィリピン・セブ島、インドネシアのバリ島に長期滞在しつつ拠点を作り、仕事をしています。
その合間に、ベトナムのホーチミン、ダナンやハワイなんかにも訪れました。
パソコンとインターネット環境さえあれば、どこでも仕事ができるので1拠点に留まる必要はないので、旅をしながら働くスタイルこそが海外ノマドです。
旅×仕事について詳しくは以下の記事でもまとめています。
関連記事:【旅×仕事×フリーランス】世界を旅しなが働くのは最高。
海外ノマドの仕事内容と収入
海外ノマドとして活動している僕の場合は、パソコンのみで完結できる仕事のみに限定しています。ほとんどの海外ノマドワーカーが、ITを使い働いている方が多く、デジタルノマドともいます。
具体的な、仕事内容や収入についてもセットで見ていきましょう。
海外ノマドの仕事内容
僕の場合は、マーケティングコンサル・ブロガー・アフィリエイター・Webデザインなどが主な仕事になっています。
IT関連の職種で海外ノマドとして活動しやすいのが、
こんな感じです。
パソコン一つで活動ができるので、場所を選ばず好きな場所で働くスタイルを確立することができます。
海外ノマドの収入事情
僕の収益は、アフィリエイト収益とWebマーケターとしてのコンサル収益が主で月収は7桁を継続的に稼いでいます。
僕と同じように海外ノマドをしている人の中で、年収1,000万円を超えている人も多くいるかなという印象です。
もちろん、僕もフリーランスとして独立当初は月20〜30万円程度の収入でしたし、それぐらいの収入で海外ノマドをしている人は意外と多くいます。
フリーランスの平均年収は350万円程度とも言われているので、月20〜30万円程度の収益で海外ノマドをしている人がいるのは事実で、実際日本で一人暮らしして生活するよりコストを抑えて生活ができます。
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特に東南アジアなんかでは、日本よりも賃貸・物価などのリビングコストが安いため拠点を海外に移して働くデジタルノマドはかなりの数います。
まずは、海外ノマドを目指すには月の収入を30万円ほどを目標にすることをおすすめします。
フリーランスの収入アップについては以下でも詳しくまとめています。
海外ノマドの生活「メリット・デメリット」もセットで解説
海外ノマドの生活って実際どうなの?と思う部分も体験したことがないとわからないことも多いと思います。メリット・デメリットも含めてまとめていこうかなと。
「旅と仕事」が一緒になるライフスタイル
僕がフリーランスとして「なぜ、旅をしながら仕事をしているんだろう?」と考えてみたときに思ったのが、習慣化されていく自分の活動や行動に飽きているからです。
毎日同じ場所で、同じような仕事をする
この繰返しに飽きてしまうので、働く場所や生活する拠点を変えることで違う視点で物事を見ることができる。日本では経験ができない体験から感じることも多くあり、それを日々体験できるのは海外ノマドのメリットだなと。
海外での仕事環境を構築するのは意外と大変
海外ノマドが仕事をする上で絶対的に必要なのはネット環境です。
ネット環境がないと仕事にならないですし、ネット環境の速さも重要です。そのため、カフェやコワーキングスペース、滞在先のネット環境の下調べは最低限必要になります。
海外ノマドが多い都市であれば、ググれば情報が充実しているのですが日本人があまり訪れないマイナーな都市にいく際は、英語での情報収集などが必要になってきます。
僕の場合は、Nomad Listというノマドワーカーに有名なサイトを参考にしつつ、仕事環境を探すようにしています。
継続的な収入の仕組みを作らないと大変。作ればノマドワークが楽。
フリーランスとして働く上で、収入を作る際に多いのが案件獲得から収入がほとんどだと思います。
例えば、
- デザイン案件の受注
ウェブサイト制作案件の受注 - ライティング案件の受注
などです。
この場合は、毎月クラウドソーシングを利用して案件獲得をしたり、決まった数の案件をこなしていく必要がありますが、毎月安定して稼げるとも限りません。
海外ノマドの活動では、旅をしながら仕事をするため「ホテルなどの滞在先・交通費・食費」から現地の観光などを考えるとある程度のお金は必要になります。
「よく東南アジアだと月5万〜10万円ほどで生活ができる。」という話もありますが、正直かなり切り詰めた生活になるし、ギリギリの生活をしても幸福度は上がりません。
最低限のお金を稼ぎつつ海外ノマド生活を充実させるものにすることを考えると、継続的に稼げる仕組みを作る必要があります。
・ブログやアフィリエイトの収益
・システム販売や月額決済のサービス
・固定報酬のコンサル案件
こんな感じで、月額固定でまとまった収益が上がるような仕組みを作れれば余裕を持った海外ノマド生活ができますが、ギリギリな生活にならないように工夫が必要です。
僕も独立当初は、スキルなし・収益0から始めているて固定報酬がもらえるコンサル案件とアフィリエイトが収益の大半を占めています。
アフィリエイトに関しては以下でまとめていますが、継続的に収入が入る仕組みを作っておくと心の余裕を持つことができます。
関連記事:ウェブ系フリーランスがアフィリエイトをやるべきメリット【経験談】
まずは挑戦しつつ収益の基盤を作ることが大事です。
海外ノマドはビザが取れるわけではない。
海外ノマドの生活の中で、一番のデメリットは現地のビザが取れないということです。
僕は、基本的に海外を拠点にノマドワークしているときは観光ビザで仕事をしています。
フィリピン:30日間の観光ビザで滞在可
インドネシア:30日間の観光ビザで滞在可
マレーシア:90日間の観光ビザで滞在可
ベトナム:15日間の観光ビザで滞在可
それ以上になるときは、現地や事前にビザの延長申請が必要です。この場合も現地のビジネスビザを取れるわけではないので、一旦別の国に出るか日本に戻ってくる必要があります。
国によってビザや滞在に関しての制限が異なるのでチェックしておくのは必須。他国へ出国する航空券がないと入国ができないなんてルールもあるので、捨てチケットを取っておいたり、次の予定をある程度決めてから入国しなければいけないのは不便ではあります。
しっかりとビザのルールのチェックと滞在先の確保は大事です。
海外ノマドへのよくある質問【Q&A】
海外ノマドを始めようと思っても、気になることってたくさんあるし疑問に思うこともあります。
海外ノマドを経験した上で、よく聞かれる質問をまとめてみました。
海外ではどんなところで働いているの?
海外ノマドをしているときは、現地のカフェやコワーキングスペースで働いていることが多く、環境が良ければAirbnbで借りたホテルやコンドミニアムでも仕事をしています。
個人的にはおすすめは、コワーキングスペースです。理由として、現地でビジネスをしている方や海外ノマドを実際にしている人たちとの交流ができるからです。
いろんな働き方を聞いてみたりするという意味では、交流ができるところに行くのが少しコストは掛かりますがおすすめです。
また、僕はセブ島・バリ島・ベトナムでフリーランスの活動のメインであるマーケティング関連の仕事を請け負っているためそこのオフィスを借りて活動することもあります。特殊な例ではありますが、現地でビジネスでやっている人との交流で案件を受注して働かせてもらうなんてこともできるので、海外ノマドをすることで仕事の幅が広がることもあります。
確定申告や税金はどうなる?
僕の場合は、日本国内でもノマドワークをしていたり東京にいることも一定期間あるので日本で確定申告をしています。
日本国内に住所を残していると居住者になるため日本で税金を払う必要があります。長期で海外に行く場合は、非居住者になるため日本で税金を払う必要はなくなります。
グレーゾーンな部分がありますが、ノマドは海外で仕事をしていることが多く非居住者なら税金を払う必要性はないのでその点メリットはあると言えます。
僕は、住民票を抜いていないので確定申告をしていますが、海外での出費も仕事の一部なので経費として認められるため税金対策にはなります。
住民票を抜かないのであれば、freeeなどで支出と収入管理をしましょう。
海外旅行保険は必須?
海外への渡航の際は、僕は旅行保険には加入はしていません。クレジットカード付帯保険を利用すれば、だいたいのことはカバーできるためそこまで心配ないかなと。
ただ、保有しているクレジットカードで海外旅行保険をカバーするには付帯条件を確認しておくのは必須です。
海外ノマドワーカーに英語力って必要?
よくある質問の一つですが、個人的には英語が話せたほうが良いです。
海外ノマドの中で、英語が話せなくても問題なく生活できるという声も一部ありますが、日本人とだけの交流ならそれでも良いと思います。
ただ、英語を話せることで現地の人との交流が容易になりますし、海外でビジネス展開している企業と交流の際に英語を話せることは一つのアドバンテージスキルになります。
それがあることで、仕事が受注することだってチャンスがあれば可能です。
完璧な英語力は不要ですが、最低限日常会話レベルの英語力があると仕事や交流の場も広がるので覚えておくことをおすすめします。
例えば、フィリピンでのノマドワークなら現地人と交流して英語を教えてもらうこともできますし、オンラインを通じて英語を学べる時代なのでスキルの一つとして覚えておきましょう。
海外ノマドでおすすめの国ってある?
海外ノマドでおすすめは、東南アジアです。
その理由は、物価が安くて情報が多いからです。東南アジアであれば、月10万円〜15万円ぐらいあればある程度の生活は出来ると思います。
日本で月収20〜30万円稼いでギリギリの生活をするよりも、ある程度良い生活を送ることはできるはずです。また、そういった理由からノマドワーカーが多く集まるためブロガーなどの情報が多いので、滞在先やカフェなどの働く場所の情報に困ることもないので、これから海外ノマドをするなら東南アジアがおすすめです。
海外ノマドを実現可能!挑戦するかが大事。
海外ノマドって、ハードル高いイメージがありますが実際に経験してみると意外とそんなことはありません。
働き方に関しては、日本国内でノマドしているのと変わらないですし、その拠点が海外に変わっただけです。訪れたことのない国や日本と異なる環境のため、少し難易度高く見えますが実際に行動してみるとそうでもないことに気づきます。
IT関連の職種であれば、ネット環境とPCさえあればどこでも働けるため「海外ノマド」は実現可能です。
まずは、安定した収益や仕事の基盤を作りつつ、海外ノマドに挑戦してみましょう。
僕自身もフリーランス独立当初は苦労したこともありましたが、スキルなし状態から収益を上げつつ今では月7桁はコンスタントに稼ぎつつ、自由に好きな場所で働けるようになりました。
あとは行動するかしないかです。