学歴が高卒の人が資格を取得すれば、有利に転職することができるのか?結論として、その答えはNoです。
僕は、高卒→ニート→会社員を経て、フリーランスコンサルタントとして、法人企業のマーケティングコンサルや戦略立案のコンサルをメインに活動しています。
高卒で転職を考えている人の一つのロールモデルとして、僕自信の経験をもとに転職に資格は不要な理由をまとめました。
目次
高卒で転職をする際に、資格が不要な理由
転職市場で、資格が有利に働くケースはほとんどないと考えていいでしょう。
転職をする際に、同じ資格を持っている大卒者が現れたとしたら企業はどちらを採用するでしょうか?
だいたい同じレベルの資格スキルであれば、間違いなく大卒者を優遇するでしょう。その理由は明確で、企業として辞めるリスクや能力値を比較したときに大卒者の方が安全だからです。
完全に出来レースですね。そもそも、資格がなければその仕事に勤められないなら他の転職者も同じ資格を持っています。
資格よりも経験や人柄、これまでのスキルの方が企業としては価値を測る判断材料として見ます。
優秀な人でも「性格に難あり、、」であれば一緒に働きたくないというのもあります。
高卒だからと言って資格があれば良いといわけではない。
僕が、高卒から初めて入った会社はIT関連の営業でした。ほとんど休みもなく、早朝出勤・深夜まで仕事が当たり前。
世で言うブラック企業でしたが、それ以上に営業する商材に自信が持てずにその会社は半年間で退職を決めました。
その後、転職活動をしていたときに、僕が履歴書に書ける資格欄は運転免許の資格のみでした。
「営業を半年間で辞めているし、今回も同じことが起きるのでは?」と面接の時に、企業が思うのは当然のことですよね。
それでも、転職を成功させることができたのは、僕自信の過去の経験でした。
海外での留学経験があり、海外でのインターン経験が合ったため自分自身の価値を提示することができたからです。
学歴以上に語れる経験やスキルを学ぼう
転職をする際に、僕が探していた職種は実体験をもとに働ける仕事。それが留学カウンセラーと言う仕事でした。
留学カウンセラーの募集要件として、多くの会社が提示しているのは以下のような感じです。
- 4年制大学の卒業
- 海外留学経験
- 英語でのコミュニケーション能力
「高卒だと転職すらできないのか、、」と思いましたが、気にせずに連絡するとすんなりと就職面接まで行き、転職に成功しました。
その当時、Word・Excel・PowerPointすら使えないPC初心者でしたが、大事なのは資格よりも「行動力」なのかなと。
留学経験と海外での就業体験があることを語れるだけで、資格やスキルよりも企業に対して自分の価値を伝えることができたということです。
転職時に語れるスキルや経験がないという人は、これから作るのでも遅くはありません。
資格を取得するより、ITスキルと英語を学ぶのがおすすめ
僕が資格を取得するよりおすすめするのは、ITスキルの習得と英語力です。
プログラミング・マーケティング・デザインなどのITスキル取得
ITスキルと言えば、範囲は広いですがデザイン・プログラミング・マーケティングなどのスキルです。
圧倒的にこの市場は、転職者としても圧倒的に人が足りていない分野であり、ある程度のスキルを習得しておくことでフリーランスや独立などの視野も見えてきます。
僕自身も会社員時代からフリーランスになったときに、このITスキルを伸ばすことで対応できる仕事の幅が広がっています。
「なんだか難しそう、、自分でもできるかな、、」と思った人もいるかもですが、当たり前ですが「誰もが0からのスタート」です。
アフィリエイトやブログを初めて、自分を発信しながら学ぶことでマーケティング(SEOやコンテンツマーケティング)のスキルを身につけることもできるので、それも語れる一つのスキルになります。
ブログをカスタマイズするためにプログラミングやデザインを延長線上で学んでみれば、他の人との差別化を図れる経験やスキルに変わっていきます。
プログラミングを手軽に学べるサービスも増えつつあるので、スキルアップに学ぶのはおすすめです。
TechAcademy [テックアカデミー]※オンラインで学べるプログラミングスクールです。転職支援もあり、無料体験もできるので試してみましょう。
3ヶ月10万円で受講できる転職特化型Ruby実践研修【ポテパンキャンプ】※転職特化型のRubyというプログラミング言語を学べるスクール。転職が成功すると費用が無料になるので、挑戦する一歩目として試してみるのがいいと思います。
英語を学んでおくべき理由
英語を学ぶ理由は明確で、英語ができることで人生の選択肢が広がるからです。
日本人は、日本語でしか話せないので日本語での情報収集しかできません。英語力を身に付けておけば、世界中の情報を収集できるようになります。
ITスキルのプログラミングやマーケティング情報も英語で発信されてから日本語になっていくという流れなので、英語力があるだけで、差別化は測ることができます。
海外就職という選択肢も作れるし、「ITスキル+英語」でPC一つで好きな場所で仕事をするなんていう選択肢を作り出すことも可能です。
日本という市場としても、オリンピックに向けての外国人観光客に対するサービスが充実してくるため「英語力」があることは一つのアドバンテージになります。
英語留学も格安で学べるフィリピン留学も注目を集めていますし、ほぼ0円で英語を学ぶことができるので英語コミュニケーション能力を学んでおきましょう。
もし、企業が英語力の証明としてTOEICを提示してきてもある程度のスキルがあればTOEICテストの攻略は簡単です。
留学というとハードルが高く聞こえるかもしれませんが、ほぼ0円で英語留学する方法もあるので参考にしてみるといいでしょう。
ITスキルと英語力があれば、高卒でも転職市場で応用が効く
プログラミングやマーケティングのITスキルと英語のセットは、転職市場では価値として提示できます。
IT関連であれば、学歴よりもスキル重要視ですし、未経験でも歓迎であることが多いので、事前にスキルとして取得しておけばスムーズに仕事をすることができます。
ある程度のスキルを学んでおけば、フリーで活動できるようになったり、リモートワーカーとしての道も作れます。
英語が分かることで、別の市場での挑戦も可能になるので、Word・Excel・PowerPointのスキルを学ぶMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)などの資格を取るより、応用が効きます。
実際に、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)などの資格を持っている人は会社員時代にいましたが、だからと言ってソフトを使いこなしているわけではないし、業務スピードが早いというわけでもありませんでした。
必ずしも、資格が転職を有利にしてくれるわけではない。
これから何かしら資格を勉強しようとしているのであれば、それが「本当に価値のあるものなのか?」「転職市場で必須なのか?」は頭に入れておきましょう。
多少優遇される程度であれば、個人的には不要だと思います。
簡単に取得できるスキルであれば、学んでおくのも高卒が転職を有利に働かせる手段の一つですが、必ずしも有利になるわけではありません。
それと比べて、ITスキルや英語は学びを深めていくことで自分のキャリアを作る上でおすすめです。
好きこそものの上手なれ。資格に固執せずに、好きなことに挑戦してみる
あくまで、ITスキルの取得と英語力は僕の個人的な意見です。
資格に固執せずに、好きなことに挑戦してみることをおすすめします。大事なのは熱量です。
好きじゃないことに挑戦しても挫折します。
僕は、留学経験や英語学習経験を発信しようと思い、ブログを立ち上げました。そこで、ブログの作り方からSEO・マーケティングのスキルを取得していきました。
その延長で、プログラミングやデザインを学んでいくことで、それがコンサルティングとしての仕事にも活かされてきています。
失敗することもありますが、好きなことに挑戦して自分の価値を高めてみることをおすすめします。
最後に:行動あるのみ。
新しいことにチャレンジすることは勇気が必要ですが、行動あるのみです。
資格を取得をするよりも、自分自身を語れる経験やスキルを磨くことに時間を投資しましょう。
自分の価値を高めていくことで、転職も成功できるはずですよ!
ITスキルに興味がある方であれば、無料体験からトライしてみることで具体的なイメージが付くはずです。
TechAcademy [テックアカデミー]※オンラインで学べるプログラミングスクールです。転職支援もあり、無料体験もできるので試してみましょう。
就業経験なくても、転職サポートしてくれる支援サービスもあるのでまずは話を聞いてみるといいでしょう。