「高卒=負け組」という言葉を聞いたことがある人はいるのではないでしょうか?
学歴高卒だと「大学に行った人がすごい」や「大学に行っておけば…」と考える方も意外と多くいますよね。人から言われるでもなく、「高卒=負け組」という考え方に意識が向いてしまっている人も多くいます。
残念ながら、そんな考え方では一緒の負け組のままなので、一旦リセットしましょう。
この記事を書いている僕は高卒からニートを経験し、現在は独立して自身の会社を経営しています。
社会に出て働いている中で「高卒=負け組」ということを感じる機会も少なからずありましたが、現在は一切そのようなことは感じていません。
この記事では、高卒が負け組と言われる理由やそうならないための対策方法をまとめたので参考にしてみてください!
目次
勝ち組・負け組という考え方をしている時点で人生終わってます。
「勝ち組」「負け組」というのはどの軸を持って指すのでしょうか。具体的には次のような項目を上げる方も多いでしょう。
- 年収
- 社会的信用のある職業(大手企業)
- 時間の余裕さ
- 仕事ができる・できない
色々ありますが、わかりやすさで言うと年収などのわかりやすい給与ですね。数字でわかりやすく出るのでそこで線引している人も多いと思います。
また、高卒だと入社しづらいような大手企業で働くという点も上げられるでしょう。
大手企業で働くというのは高卒だと難しいかもですが、年収の面では学歴がなくても上げることができます。
「高卒だから…」と負い目を感じているようであれば、成長はありません。
高卒が負け組と言われる3つの理由
では、社会的には高卒が負け組と言われるのでしょうか?
考えられる要因として以下の3つが挙げられます。
- 高卒だと就職先の選択肢が少ない
- 生涯賃金・年収が大卒より低い
- 社会的地位が高い仕事で働きづらい
順に見ていきましょう。
理由①高卒だと就職先の選択肢が少ない
大学卒業と言っても、有名大学からそこまで学力がなくても入れる大学まで数多く存在しています。
「ただ大学を卒業した」という人も少なくないのですが、求人募集の際に高卒を採用基準に含んでおらず、応募すらできないというケースもあります。
その点で言うと、高卒より大卒の方が就職しやすく、選択肢が広いと言えますね。
高卒の場合、大卒でなくても出来る仕事を選択することになるため、大卒より給与が下がったり、「体力を使う仕事(引っ越し、建設関連)」や「知識をそこまで必要としない営業職」などが選択の幅が少なくなるのも事実です。
理由②生涯賃金・年収が大卒より低い
大卒と高卒を比較した際に収入の差は大きくあります。
生涯賃金を比較してみると、高卒の生涯賃金が1億9,240万円で、大学・大学院卒であれば、2億5,440円という数字になります。
高卒の1億9240万円に対して、大学・大学院卒は 2億5440万円。実に、6000万円近くもの違いが出ています。しかも、高卒者は少なくとも4年間余分に働いて、この数字です。
高卒が働ける仕事の場合、月収が引かったり、キャリアが上げづらかったりするため平均値としては少なくなってしまいます。
その反面、大卒は待遇の良い仕事に就きやすいという傾向にありますね。
ですが、ここで悲観してほしくないのはこの年収は単純に平均値を出しているだけなのです。大卒の場合、有名大学卒業の人や一部のキャリアの人が生涯年収数値を上げているため、全ての大卒の人の給与が高いわけではありません。
高卒でもこれ以上に稼いでいる人は圧倒的に多いですし、あくまで参考数値として理解をしておきましょう。
理由③社会的地位が高い仕事で働きづらい
現在の日本の職業では大卒でないと就けない仕事も一定数あります。
例えば、医師や歯科医師などの専門職や学校の先生など。また大学に行かないと現実的に難しい職業として弁護士や検事などもありますね。
大卒の方が社会的に活躍している職業が多いため、「高卒=負け組」と言われる面もあるのかもしれません。
また、大手企業への入社には有名大学卒業しないと書類選考で落とされることも少なくないため、大卒の方が有利なことは間違いないでしょう。
ですが、全体を見ての話なので、あなたが高卒だとしても大卒に負けない働き方をすることは可能です。
高卒から勝ち組を目指す方法【負け組からの脱却】
負け組という印象がついている高卒ですが、そこから脱却して勝ち組を目指すことは可能。
勝ち組を目指すのであれば次の3つをチェックしておきましょう。
- 勝ち組・負け組という考え方を捨てる
- スキルを磨き、行動する
- 挑戦できる環境に身を置くために就職・転職をする
方法①勝ち組・負け組という考え方を捨てる
まず大前提として「勝ち組」「負け組」という考え方を捨てましょう。
人生の「勝ち組」「負け組」は人によって決められることではないですし、学歴が左右するものではありません。
僕も高卒の学歴で思い悩んだ時期がありますが、ネガティブな気持ちで活動をしていても仕事で結果を出すことはできませんし、もし転職活動をしている方であれば企業から良い印象は持たれませんよね。
まずは思考から変えていきましょう。
関連記事:高卒底辺でも人生はシンプル。低学歴を気にする必要なし【経験談】
関連記事:高卒と大卒の違いって出る?【高卒が感じる学歴差とその脱却方法】
方法②スキルを磨き、行動する
学歴の差を埋めて収入の良い仕事に就きたいのであれば、方法としてスキルを磨くことです。ここで言うスキルとは資格ではなく、仕事で使えるスキルです。
「資格を取りましょう」という記事を見かけたりすることもありますが、資格でなくても良いと個人的には思います。
具体的には次のようなスキルです。
- Webライティングスキル
- Webデザインスキル
- マーケティングスキル
- プログラミングスキル
あくまで一例ですが、IT系のスキルを磨いておくと収入を上げやすいです。理由として成長産業の職種だからです。
例えば、今から経理関係の資格を身に着けるのもいいと思いますが、世の中には経理ができる高卒、そしてそれ以上にスキルを持つ大卒の人は山程いますよね。経理で役立つ資格は仕事や就職に役立ちますが、収入を上げやすい職業とは言えません。
その点、IT系のスキルであれば需要が高まりつつある職種に就職が可能で、学歴も関係なく、人もまだまだ足りていないためスキルアップをすることで大きく収入を上げることができます。
僕自身も高卒でキャリアをスタートし、Webライティング、マーケティング、プログラミングを学んだことでキャリアを作ることができました。
自分の興味があるスキルでいいですが、IT系のスキル習得も考えてみると良いでしょう。以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:高卒未経験でIT業界に就職は可能?【学歴なしでも挑戦する方法を解説】
関連記事:高卒未経験でWebデザイナーを目指すのはあり【方法とセットで解説】
関連記事:高卒でライター活動は可能。フリーも目指せる【方法を解説】
関連記事:高卒未経験からプログラマーになる方法【キャリアは作れる】
方法③挑戦できる環境に身を置くために就職・転職をする
高卒でキャリアを作るには環境が大事。挑戦できる、成長できる環境に身を置くのが大切です。
そのため、もし今の職場や環境がそうでない場合は就職や転職をすることを考えましょう。
その際は失敗しない転職をするために転職エージェントを利用するのがおすすめ。「どの業界が良いのか?」「自分に合った職種はどこか?」などを相談しながら進められるのでキャリアに詳しい就職アドバイザーと仕事探しを進めるのがおすすめです。
関連記事:高卒者におすすめの転職エージェント8選【高卒の僕が解説】
関連記事:高卒でキャリアを積むならベンチャー企業へ就職一択【経験談】
個人が評価される時代が来ている。学歴は関係ない。
高卒で社会に出た僕ですが、現在は社会人を経てフリーランスという形で会社に雇われない働き方をしています。
メインは法人企業のマーケティングのコンサルティングで、常に数社の企業と契約して働いています。そのほとんどがリモートなので基本的には場所を問いません。
「企業に就職し、働く」というのが一般的でしたが、これからは「個人が活躍できる時代」に変わっていきます。
わかりやすい例でいうと、YouTuber(ユーチューバー)やインスタグラマーなどのSNSの影響力が仕事として活動してきている人たちも「個の力で働いている」といえます。
それ以外にも僕みたいにフリーランスとしての働き方も選択できますし、学歴がなくても充分に社会に貢献して働くことはできますし、「高卒=負け組」みたいな考え方にはなりません。
まずは負け組という考え方を辞めて行動してみましょう。
最後に:高卒=負け組ではない。
この記事では「高卒=負け組」という内容にフォーカスして内容をまとめてきました。
「思考は現実化する」
こんな言葉がありますが、高卒という学歴だから他の人より下という考え方では、一向に自分の人生は前に進みません。
まずは、自分が何をしたいかを明確にしてチャレンジをしてみましょう。高卒、大卒関係なく、行動することで観えてくる世界もあります。
今、スキルがなくても自分の価値を高める行動をしましょう。ポジティブな「思考は現実化」します。