IT関連企業を2社経営しているYoshi(@kazushiyoshidaa)です。
起業している会社が、フリーランスから法人成りして半年が経ちました。
法人立ち上げをしてから楽天銀行の法人口座を利用していたのですが、メガバンクでも法人口座を作ることにしました。
みずほ銀行・三井住友銀行など複数ある銀行の中から三菱UFJ銀行(旧名:三菱東京UFJ銀行)を選んでみて実際に法人口座開設が通ったのでその過程をまとめていきます。
三菱UFJ銀行の口座開設は『審査が厳しい』と言われていますが、そんなこともなかったので、実際に審査を通した方法も踏まえてまとめているので参考にしてみてください。
目次
三菱UFJ銀行の法人口座を選んだ理由
事業的には利用している楽天銀行のみの利用で全く問題なかったのですが、今回日本政策金融公庫での融資申請を行う過程で、『ネット銀行の楽天銀行では融資が出来ない』ということもり、メガバンク・地銀での口座解説が必要になりました。(日本政策金融公庫の融資は通りました。)
住んでいるのが渋谷なので、以下の大手銀行は全て近くにあるので正直法人口座開設するのはどこでも良かったです。
- みずほ銀行
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- りそな銀行
敷いて言うのであれば、『近い』という点と三菱東京UFJ銀行の法人口座解説の『難易度が高い』と言われているので、そこで開設できればその後何か合ったときに楽かなと考えて、開設を決めました。
三菱東京UFJ銀行の法人口座で必要な書類
三菱東京UFJ銀行のホームページで、法人口座開設のインターネット予約をするのですが、以下を事前準備する必要があります。
- 履歴事項全部証明書
- 印鑑証明書(法人)
- 公的な本人確認書類
履歴事項全部証明書・印鑑証明書は法務局で取得が必要で、発行から6ヶ月必要なので期限切れがないかはチェックしましょう。(提出時はコピーを取られるので、原本は返却されます。)
インターネット経由で申込手続きをすると銀行に訪れる来訪日を選んで、指定された申込書をダウンロードして提出することになるのでそこも合わせて準備をします。
僕の場合は、インターネットで申込みをした数時間後に三菱東京UFJ銀行から電話がかかってきて、簡単な事業内容と上記の書類以外にも以下を持ってくれるように説明されました。
- 事業概要書(どんな業務をしているかわかるもの)
- 請求書、領収書のコピーなど
- 直近の確定申告書
- 賃貸契約書
僕の場合はフリーランス(個人事業主)からの法人成りをしたことを電話で説明したところ確定申告書を持ってくるように言われたのと、登記住所が新宿(住所のみ)で法人で借りている社宅が渋谷なので、渋谷支店で希望をしたので、『営業所の最寄り支店でないと口座開設が出来ない』とのことで、賃貸契約書を持ってくるように言われました。
新設法人だと売上がしっかり立っていることを証明する必要があるので、できるだけ多くの資料を持っていた方が口座開設がしやすい傾向にあるのかなという印象でした。
僕の場合は法人成りなので、売上を証明が容易で1期目の売上予測も付けやすいのである程度の書類で良いのかなと。
三菱東京UFJ銀行での面談の流れ
法人口座で選んだのは三菱東京UFJ銀行の渋谷支店。
予約時間に行くとそのまま3分程度待ってそのまま席に通されて、課長代理の名刺を持った方と面談になりました。『どこまで聞かれるのかな?』と思ってたのですが、事前に持ってきた書類+その他の書類記入が10分程度で面談は5分程度で終わりました。
僕が今回持参した書類は必須で持参の書類以外は以下の5つです。
- お取引確認記録表(ネット申込時の案内からダウンロード)
- 楽天銀行の取引明細
- 賃貸契約書
- 事業概要書(事業内容が分かるもの)
- 個人事業主時代の確定申告書
質問された内容は下記の通りです。
1.事業内容について
日本政策金融公庫に事業概要を説明するために作成した事業概要書をもとに、どんな事業をしているかの説明を簡単にしました。
実際に僕の会社で行っている事業は以下の5つ。
- Webマーケティングコンサルティング
- Web制作事業
- Webメディア運営(アフィリエイト)
- 動画制作事業
- 自社サービス運営
詳しく聞かれると思ったのですが、ざっくり質問された程度でそこまで深くまで聞かれることはありませんでした。
正直、そこまで力を入れていない事業もあるのですが、メイン事業を少し聞かれて終わりました。
従業員の数
現在、アルバイトで一人雇用と外部パートナーと事業をしていることを伝えて、『そうなんですね』ぐらいの軽い話で終わり。
とりあえず、聞いておく項目なのかなと思います。
取引先や売上予測
既に事業概要所で事業内容は伝えていたので、法人設立時に口座開設していた楽天銀行の『取引明細書』をコピーして持参していたのでそれをもとに、入金になっているものは全て売上ですと説明をしました。
メディア運営(アフィリエイト)で毎月決まった複数の会社から入金があることが証明できて、コンサルティング・その他の収益も簡単に説明したところ問題なさそうな感じ。
合わせて、個人事業主の確定申告書を見せていたので1期目の売上予測もある程度理解してくれたので、フリーランスから法人成りをする方であれば確定申告書を持参していくのが良いかなと。
正直、銀行からしたら売上がある程度ある会社であればお金の動きもある程度予測できるので、口座開設をしたいはずなので、審査はしやすいポイントだと思います。
口座開設目的と三菱東京UFJ銀行を選んだ理由
口座開設目的を聞かれたので、日本政策金融公庫の融資が降りたからと説明しました。
『楽天銀行』を利用していたけど、融資を受けるために必要で納得してもらえました。銀行口座開設時に預金をしてくれるお客なので、逃したくはないはずなのでそういったポイントも審査を通りしやすくしてくれるポイントかなと。
ただ、日本政策金融公庫から電話で審査が通ったと言われた翌日に三菱東京UFJ銀行に来ていたので、『申請書』とか『審査が通った通知書』があれば持っていくと良いと思います。
最後に、三菱東京UFJ銀行を選んだ理由を聞かれたので、『通いやすさ』と『ネットバンキングの手数料の安さ』と答えました。
終わりに
だいたい質問は5分程度で終わりました。
その後、今後の審査の流れと審査が通った場合は再度来てもらうことを説明されて、終わりました。
しっかりと事業が行われていることが説明できればそこまで審査が難しくなることはないのかな?という印象です。
三菱東京UFJ銀行の法人口座の審査手続きの流れ(まとめ)
実際に三菱東京UFJ銀行での手続きの流れと審査期間は以下の通り。
- ネットで申し込み(来店予約)
- 来店予約までに必要書類準備
- 来店(ネット予約から約3〜5日後・店舗によって異なる)
- 審査期間約1週間(僕の場合は7営業日)
- 口座開設手続きの来店(通帳発行・各種手続き)
- 口座開設後:キャッシュカードの発行等は約1週間後ぐらいに配送
申込みから口座開設まで最短で2〜3週間掛かり、審査に掛かった期間は僕の場合は7営業日ぐらいでした。
その後、口座開設手続き時に通帳受け取りが可能で、キャッシュカードなどの受け取りまでの完了は約1ヶ月程度と考えておけば良いと思います。
口座開設手続きの際に通帳発行もしてくれるので、口座振替の手続きも可能で日本政策金融公庫などの融資用の口座としても即日手続きができました。
最後に:三菱東京UFJ銀行はネット銀行で取引実績があれば法人口座開設は簡単
今回、三菱東京UFJ銀行で法人口座開設にトライして思ったのですが、そこまで難しい作業は一切なく、詳しく質問されることもなかったので審査が厳しい印象は全くありませんでした。
ただ、僕の場合は楽天銀行での取引実績があったのでそこで売上証明ができて、審査のハードルが下がった感はあるので、設立すぐの開設は難しいのかもしれません。
なので、簡単に解説できる楽天銀行などのネット銀行から開設して、取引実績を作って(僕の場合は6ヶ月)から三菱東京UFJ銀行で法人口座申請をするのをおすすめします。
正直、『審査が厳しい』という印象はなかったので、今回の記事を参考にして口座開設の参考にしてみてください。