場所に捕らわれずに働くノマドワーカー。フリーランスの方で「ノマド」として働いている方も多くいます。
僕自身は、Webマーケティングのコンサルタントとブロガー・アフィリエイターとして国内外を旅しながらノマドワーカーとして活動していますが、場所を選ばすに稼げる職種は意外と多くあります。
場所を選ばずに稼ぐノマド的な働き方
・ブログ、アフィリエイター
・ライティング
・コンサル
・プログラマー
・YouTuberや映像制作需要は多い業界なので、日本で案件受注しつつ国内外で好きな場所で仕事をする働き方が一般化してる。
旅しながら働いてもいいし、田舎でゆったり働くことも簡単。
— かず@旅と仕事 (@kazushiyoshidaa) 2019年4月3日
「ノマドワーカー」が一つのワークスタイルとして確立しつつありますが、「場所を選ばずに好きに仕事をしたい」という考えている方もいるかなと。
そこでこの記事では、ノマドワーカーとして働いている僕が場所を選ばずに「旅と仕事」をしながら活動できるノマドワーカーに関して詳しくまとめつつ、おすすめの職種や仕事内容を解説していきます。
- 2016年よりフリーランスとして活動(現在は法人化)
- ノマドワーカーとしては2018年より本格的に開始
- 東京を拠点に国内外でロケーションフリーで働いている
目次
場所を選ばずに働くノマドワーカーとは?
ノマドワーカーは、英語が語源の「Nomad」から来ていて定住地を持たない遊牧民から来ている言葉で、拠点を持たずに好きな場所で働くことを意味します。
ネット環境とPCさえあれば働ける仕事や職種も増えつつあるため、特にフリーランスの人はノマドワーカーとして活動している方も増えてきています。このような働き方を「デジタルノマド」ということもあります。
関連記事:デジタルノマドとは?経験者がメリットを解説【人生の幸福度は高い】
また、住所を持たずに活動をするアドレスホッパーや拠点と地方都市の2拠点で活動するデュアラーなどもノマドワーカーと言えます。
働き方は人それぞれですが、1拠点に留まらずに、好きな場所で働ける働き方をしている総称がノマドワーカーです。
ノマドワーカーにおすすめな職種【8選】
実際にノマドワーカーとして活動する上でおすすめな職種はどういったものがあるのか気になるところですよね。
具体的には次の8つが代表的な例となります。
- デザイナー
- プログラマー
- コンサルタント(Webマーケター)
- Webライター
- ブロガー・アフィリエイター
- YouTuberや映像クリエイター、カメラマン
- 翻訳家やオンラインコーチング
- 株式・FX・暗号通貨などの投資家
これは実際に僕が取り組んでいる職種でもありますし、ノマドワーカーとして働いている知人が活動している職種でもあります。
詳しく順に解説していきます。
デザイナー
イラストレーターやフォトショップを利用して、デザインを納品するデザイナーのお仕事。
Web制作でのWebデザインや、企業のロゴやバナー広告、チラシやパンフレットなんかの仕事をしているのがデザイナーという職種です。
フリーランス(個人事業主)としてデザイナーの活動をしている人は多くいて、発注先の企業に直接出向かずともチャットやオンラインミーティングでコミュニケーションが取れるためノマドワーカーとして働きやすい職種でもあります。
個人で活動もしやすく、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシング経由でも案件が獲得しやすい職種です。
固定のクライアントを見つけれれば、常に案件を取るための活動をする必要もないので比較的ノマドワーカーとして活動しやすい職種です。
プログラマー
「プログラマー」とは、コンピューターを動かす「プログラム言語」を用いて、さまざまなシステムやソフトウェアを作る仕事です。
こちらもパソコンとネット環境があれば働くことができるため、ノマドワーカーとしては活躍しやすい職種です。
プログラミングと聞くと難しいイメージが持ちますが、デザイナーと違ってセンスが必要ということもないですし、300時間〜500時間ぐらい勉強すればクラウドソーシング経由で簡単な案件受注をすることができます。
関連記事:プログラミングの習得期間はどれぐらい必要?【目安は200時間】
フリーランスとして活動するには、基礎以上のレベルが必要なので最低でも半年ぐらいの期間が必要。経験・スキルを上げていけばノマドワーカーとして活動が可能な職種のため、割と難易度は低めです。
IT系の職種は人材不足と言われているので、需要も多いため稼ぎやすい職種でもあります。
関連記事:プログラミングスクールに通えばフリーランスになれる?【方法を解説】
コンサルタント(Webマーケター)
コンサルタントは専門の得意分野をもとに個人・企業のコンサルティングを行う人のこと。
僕自身もWebマーケティングを専門分野としてコンサルティングを行い活動しているのですが、ノマドワーカーとして働きやすい職種の一つでもあります。
マーケティングの手法は、業界・業種によっても異なるので基礎知識があっても絶対的に成功するわけではないので難易度は高めですが、稼ぎやすい職種ではあります。
企業向けのコンサルがメインとなり、案件によりますが1企業につき月20〜30万円のコンサルティング費用をもらうことができるため、年収も上げやすい職種です。
なお、実績や経験も必要ですし、コンサルする内容にコミットして成果を出しつつけることができなければコンサルタントとしての価値はないのでその点大変ではあります。
マーケティング以外でも経営・人材・広報など得意分野でベンチャーやスタートアップにコンサルティングしていくのは、場所も特に選ばずにノマドワークは可能です。
現在働いていることや自分の得意・詳しいことを強みにすると良いと思います。
関連記事:フリーランスのマーケティングコンサルの実情【結論おすすめ職種です】
Webマーケティングに興味がある方であればスクールもあるので受講を検討してみるのもいいでしょう。
関連記事:マーケティングを学びたい人におすすめな講座・サービス【9選】※オンライン可
Webライター
Webライターは未経験者の方が一番稼ぎやすく、ノマドワーカーになりたい人には最適な職種の一つです。
Webライターとは、Webメディアの記事を執筆するお仕事。Webメディアへ記事に寄稿する形で稼ぐことができます。
未経験でも挑戦しやすく、クラウドソーシングなどで実績を積みつつ、固定で記事発注をしてくれるライティング案件を見つければ月20万円程度は割とすぐに稼げるようになると思います。
関連記事:Webライターで月10万円稼ぐ方法【具体的な方法を解説】
直接会ってミーティングとかもほぼないため、場所に縛られずにノマドワークが可能な職種です。
関連記事:フリーランスライターの収入と実情【高収入を目指す方法とそのキャリア】
ブロガー・アフィリエイター
Webライターもそうですが、ライティングが好きならブログ運営やメディア運営をしてアフィリエイト収益を稼ぐのもおすすめです。
僕はこのサイト(LISH MAGAZINE)の他に、英語学習メディア(English With)など複数のメディアを運営していて、毎月200〜300万円ぐらい売上を立てています。
難易度は少し高いため、簡単に稼げるわけではないですが、継続的に記事を書きつつ、稼ぎ方を理解していけば月10〜50万円ぐらいの収入を上げるのは可能です。
マーケティング知識も必要な分野なので、他の職種と並行して活動してみると良いでしょう。
- Webライターとして活動しながらブログに挑戦する
- ブログを稼ぎつつ、学んだことをマーケティングコンサルで発揮する
- コンサルティングをしながらブログメディアも運営する
何か他の仕事と掛け合わせてまずは活動することを個人的にはおすすめします。
ブログ運営は、場所を選ばずに案件を受注して稼ぐスタイルではないので一度収益化ができればノマドワーカーとしてはかなりおすすめの働き方になるかなと思います。
関連記事:ウェブ系フリーランスがアフィリエイトをやるべきメリット【経験談】
YouTuberや映像クリエイター、カメラマン
ブログ以外で広告収益を稼ぐことを考えるとYouTuberもノマドワークしやすい職種です。
僕はこの分野に関しては素人ですが、ユーザーが求めるコンテンツを作ったり、ブランディングをすることで「好きを仕事にする」なんてことは可能な仕事だと思います。
YouTuberが難しくとも、映像制作を代行して製作者として働くことも出来ます。
フリーランスとして動画・映像の制作を代行している方も多いので、ノマドワーカーとして活動しやすい職種の一つですね。
他にもカメラマンなどその一つです。
この場合は、案件受注型なので案件がある場所に訪れる必要は少なからずありますが、拠点を移動しながらノマドワークを仕事を受けつつできるのはメリットがあるかなと思います。
翻訳家やオンラインコーチング
語学が得意なのであれば、翻訳家として働くこともできますね。特に、「日本語⇔英語」の仕事は多いので、語学を学んでそれを仕事にして好きな場所に働くことが可能。
「英語は話せるけど、翻訳するレベルまでではない。」という人が日本人の場合ほとんどなので、語学に磨きを掛けて仕事をするのは選択肢としてありでしょう。
インバウンド政策で外国人が日本に訪れるのが増えているためレストランメニューの翻訳や外国人従業員向けマニュアルなど需要はかなりあります。
また、語学力を活かすという意味では英会話講師、英語コーチとしての仕事もあるため並行して活動することで収入を安定して稼ぎながらノマドワーカーとして働くことが出来るでしょう。
株式・FX・暗号通貨などの投資家
ノマドワークをする上で、株式・FX・暗号通貨などの投資家になるという選択肢もあります。
資産が必要なためいきなり取り組めるわけではないですが、資産運用は早くから取り組んでおくのが良いでしょう。
僕自身もフリーランスとして働く中で、リスク分散のために株式・FX・暗号通貨など資産運用は積極的に取り組んでいます。
資産運用で生活できるというレベルではないですが、着実に資産は増えているため今話題のFIREに近づきつつあります。
案件受注型ではないので、クライアントに仕事を左右されることはないので好きに仕事をするという意味では一番ノマド化しやすいと思います。
他の職種で基礎を作りつつ、稼いだお金の一部を投資に回していくというスタイルを作っていくのが個人的にはおすすめです。
場所を選ばずに働くノマドワーカーのメリットとデメリット
場所を選ばずに働くことができるノマドワーカーの職種をまとめてきましたが、自由に好きな場所で働く上では楽しいことだけでなく、デメリットももちろん存在します。
実際に活動してきて感じたメリット・デメリットをここでは解説していくので参考にしてみて下さい。
ノマドワーカーのメリット
ノマドワーカーとして働いてきて感じたメリットが次の3点です。
- 自由で好きなことができる
- スキルや実績を積むことで収入を上げられる
- ストレスフリーに近づける
ノマドワーカーとして活動していて感じる最大のメリットは、時間や場所に縛られずに自由に好きなことが出来るということです。
基本的に朝起きる時間や出社などに縛られることがないため、満員電車に乗ることはありません。旅をしながら仕事をすることも可能で、ゴールデンウィークや祝日などの混み合うシーズンを避けることも出来ますね。
もちろん一定以上の収入が求められますが、自分なりのワークスタイルを作ることができれば快適なノマドワークが出来ると思います。
また、個人裁量で収入を上げていくことができるため、年収1,000万円をフリーランス2年目で超えることができ、会社員で働くよりもメリットがあるなと感じています。
関連記事:フリーランスで年収1,000万円稼いで感じたこと【難易度は低い】
ノマドワーカーとしてのデメリット
ノマドワーカーのメリットはありつつもデメリットも存在しています。
実際に僕が感じたデメリットは具体的に次の3つです。
- そんな簡単ではない
- 移動に疲れることがある
- 人生の目標を見失うことがある
ノマドワークを継続して続けることは、実際そんな簡単ではないとは個人的には思います。
「拠点を変える=コストが掛かる」というのは実際問題ありますし、毎月決まった収入を上げるのはそう簡単ではありません。
僕自身はフリーランスとして独立した1年目は、「収入を上げること」と「仕事に慣れること」にかなり苦労しましたし、継続的に売上を上げるのは難しくもあります。
今でこそ毎月100万円ぐらいの収入は当たり前に稼げていますが、最初から簡単に稼げるわけではないので行動は必要不可欠。
本気で取り組まないとノマドワーカーとして働くのはそう簡単ではありません。
また、ノマドワーカーとして拠点を変えるのが大変なことも。自宅や行き慣れたカフェがない場所だと、Wifiや電源がある快適な仕事環境を探すのがめんどうだなと感じることも少なからずあります。
そう考えると、自宅が一番快適に働けると感じることも。拠点を変えて働くことにワクワクを感じていた最初の頃と比べると常に移動している時間やコストの観点から考えてもデメリットとしてノマドワーカーとしているデメリットも感じます。
そのため、ロケーションフリーである働き方は維持しつつ、拠点を作り(僕の場合は東京の自宅)、定期的に色んな場所に訪れてみるスタイルに落ち着いています。
場所を選ばずに働ける職種を選んでノマドワーカーへ
ノマドワーカーにおすすめな職種やメリット・デメリットをまとめましたが、ロケーションフリーで働けるスタイルは良いなと感じています。
個人で働いているフリーランスの方であれば、訪れた先での出会いで活動の幅が広がることもあります。
僕はもともとWebマーケティングのコンサルティングをメインにノマドワークをしていましたが、今では活動の幅を広げて他にも様々な仕事をしています。
- ブログ運営
- Web制作(ディレクションがメイン)
- システム開発(エンジニアと共同開発)
- アプリサービスの立ち上げ
- 映像制作チームの立ち上げ
「アイディアは移動距離に比例する」という高城剛さんの言葉もありますが、多くの場所に訪れることで感じることも多いですし、ノマドワーカーとしての活動で価値観が変わる体験はあるかなと。
自分の快適なエリア(コンフォートゾーン)から一歩踏み出してみて、活動ができるノマド的な職種・働き方をすれば自分の可能性が広がっていきます。
まずは、自分が興味のある職種を選んでスキルを磨いていきましょう。そこからノマドワーカーになることは可能です。
関連記事:【旅と仕事】旅をしながら働くノマドワーカーの活動で感じたこと。