IT起業を経営しているYoshi(@kazushiyoshidaa)です。
この記事では、こういった疑問についてまとめていきます。
- プログラミングを習得するまでの期間ってどれぐらい?
- 効率よくプログラミングを学ぶのにはどうすれば良い?
僕自身は、独学でプログラミングを学んで、メインはWebマーケティングのコンサルティングなどで収入を得ているのですが、経営している会社ではWeb制作やWeb開発の案件をこなすこともあります。
プログラミングを学ぶ方法は、独学でも出来ますし、スクールに通って学ぶことも出来て、それぞれにメリットがあるのですが、今回はどれぐらいの習得期間・学習時間を設ければプログラミングを学べるのかをまとめました。
これからプログラミング学習に取り組もうと考えている人は参考にしてみて下さい。
目次
プログラミングの習得までの学習時間は200時間が目安
結論として、プログラミングをある程度理解するレベルまでに必要な時間数で言うと約200時間ぐらいが目安です。
「200時間で良いの?」と思う方もいると思いますが、プログラミングを理解してエンジニアとしてのスタートラインに立てるレベルがこれぐらいの時間数です。
参考までに、プログラミングスクールのTECH::CAMPでは、テックマスターというオリジナル教材を利用して学んでいくのですが、約200時間ぐらいあれば教材を一通り学んで習得することができます。
オンラインで学べるTechAcademy [テックアカデミー]の場合も、Webアプリケーションコースの学習時間の目安をまとめると以下のような時間数になります。
HTML/CSS | 12時間 |
Bootstrap | 6時間 |
Git | 5時間 |
ポートフォリオ | 5時間 |
Ruby | 10時間 |
メッセージボード | 20時間 |
Twitterクローン | 30時間 |
モノリスト | 30時間 |
オリジナルサービス | 40時間 |
人によって進捗度や習熟度が異なると思うので、だいたい160〜200時間ぐらいあれば目安ですが、それぐらいの期間を設ければ基礎知識は習得出来ます。
200時間の学習時間では「自分でゴリゴリ開発して実務レベルで使えるスキル」とまでは行かないですが、エンジニアとしての基礎が終了しているので、副業で10万円程度稼いだり、エンジニアとしてのキャリアをスタートすることも可能です。
実務レベルまで到達するのであれば学習時間600時間ぐらい必要
もし、エンジニアとしての実務レベルまで到達したいのであれば学習時間は約600時間〜800時間ぐらいは必要です。
プログラミングスクールを活用する方法と独学では、学習の仕方が異なり、個人差はありますが、ある程度の期間を設けておく必要があります。
1日3時間の学習に取り組んだ場合で、上記の学習時間に到達するのは、以下の期間が必要。
- 1日3時間=約半年(600時間)
- 1日3時間=約8ヶ月(800時間)
割とハードですね。
もし、社会人の方で仕事をしながら実務レベルまでのエンジニアスキルを磨くならかなりの時間数を投下しないいけません。
未経験からエンジニアとしての即戦力スキルまで到達できるプログラミングスクールでは、テックキャンプエンジニア転職(旧名:テックエキスパート)が有名ですが、このスクールでも600時間の学習コンテンツを用意しています。
公式サイト:テックキャンプエンジニア転職
10週間プログラミングだけに取り組んで学ぶ学習 or 働きながらであれば6ヶ月のコースをテックキャンプエンジニア転職では開講していて、高収入な求人案件への転職が可能なので、実務レベルまで行くには600〜800時間必要なのは間違いではないでしょう。
ただ、これは最も効率よく学べるテックキャンプエンジニア転職で600時間なので独学の場合などはもう少し時間がかかることを想定して、800時間ぐらいは学ぶ覚悟が必要です。
プログラミングを習得期間は短期集中で3ヶ月がおすすめ
- プログラミングの基礎:約200時間
- 実務レベルのプログラミングスキル:約600時間〜
上記のプログラミング学習時間が必要なのが分かりましたね。
ただ、個人的にはプログラミングを3ヶ月ぐらいの短期間で学ぶことをおすすめします。
理由としては、半年以上の期間を掛けて学ぶのはハードだからです。
半年以上の期間を掛けて学ぶのはハードです。
プログラミングでも英語でもダイエットでも何かを継続して取り組むことって予想以上にハードです。
その期間を半年に設定して学ぶのってほとんどの人が挫折すると思います。
僕はプログラミングを独学で学びましたが、「挫折→学習」を繰り返してきましたし、Webマーケティングの仕事の延長線でプログラミングが必須だったので、「学ばなければい けない環境」があったので、どうにかなりましたが、半年間やり続けるのは何かしらの強制力がないと続かないかなと。
これから学ぶ人のほとんどが、「プログラミングを学ばなければいけない」という環境がある人ってそう多くないと思いますし、それであれば短期集中で3ヶ月ぐらいの学習期間を設定して学ぶのが良いと思います。
3ヶ月あればプログラミング基礎の200時間は到達可能
まずは、プログラミング基礎を覚えるために3ヶ月で約200時間ぐらい学ぶのを目標にしましょう。
1日約2〜3時間ぐらいの学習時間を作ることができれば、3ヶ月で200時間は確保できると思います。
このレベルまで行けば、就職や転職とキャリアを進めることも出来ますし、自分でWebサイトを作ったり、開発したりができる際に躓くことがほぼなくなってくるので、3ヶ月ぐらいをプログラミングの習得期間に設定するといいでしょう。
プログラミング基礎を学んで就職 or 自分で開発をおすすめします。
プログラミングの基礎を3ヶ月で付けたら、以下のキャリア選択が可能。
- プログラミング基礎を学んで就職
- 自分で開発&案件実施
プログラミング基礎を学んで就職
プログラミングの基礎があるレベルであれば、IT業界への転職や就職は可能です。
現在、IT業界は人材が足りておらず、売り手市場のため割と簡単にエンジニアとしてのキャリアをスタートすることが出来ると思います。
もちろんスタートラインに立っただけなので、プロのエンジニアとしてはまだまだ学習時間が必要ですが、就職するメリットは「お金をもらいつつ、経験を積める」という点です。
エンジニアとしての100%のスキルを求めるのではなく、まずは現場に経つことで効率よく知識を付けていくことができるので、最も効率的な方法かなと。
自分で開発&案件実施
もし、プログラミングを学ぶ目的が独立やフリーランスなのであれば基礎を学んだら、案件を受けてみても良いかも知れません。
クラウドソーシングで5万円〜ぐらいの案件であればこなせるはずですし、もし分からない知識があったとしても基礎知識があるので、「調べて解決」という流れで副業レベルであれば稼げるはずです。
自分で様々なサービスを真似して開発する練習をしてもいいと思いますし、「開発しながら学ぶ」というスタイルに変えていくことで知識が実際に使えるスキルになっていきます。
最短距離でプログラミングを習得するのであればおすすめはスクール
プログラミングを学ぶ習得期間についてまとめてきましたが、「スクールを活用したほうが良いのかな?」と悩んでいる方もいると思います。
個人的には、時間を無駄にせずに効率よく学びたいのであればスクールを活用するべきだと思います。
大きなメリットとしては以下の2つです。
- スクールを活用するメリット①独学でよくある挫折を防げるから
- スクールを活用するメリット②分からないことを気軽に聞ける環境は効率が良い
スクールを活用するメリット①独学でよくある挫折を防げるから
独学でプログラミングを学ぶ場合に、自分で学習する環境を整えなければ行けません。
「独学し始めて、3日で挫折してしまった…。」では意味がありません。継続的に学ぶ習慣を付けて取り組むのって意外とハードです。
また、独学する方法も自分でリサーチして取り組む必要があります。これってプログラミング初心者にとってはかなり難易度が高いことかなと。
プログラミングスクールの場合は、決められたカリキュラムがあるのでそれ通りまずは始めて行けば、基礎スキルを付けることができますし、教室利用ができたり、オンラインでメンターとの定期面談が付いていたりと環境構築がしやすいので挫折するリスクが少なくなります。
お金を掛けて通っているので、それを無駄にはできないというのも挫折しない理由の一つになるかなと。
スクールを活用するメリット②分からないことを気軽に聞ける環境は効率が良い
僕が独学でプログラミングを学んでいて非効率だと感じたのが、「分からないことを自分で解決しなければいけない」という点です。
プログラミングを学んでいて「なぜ、こうなるのかわからない」「思ったとおりに動かない」なんてことはよくある話で、「調べるのに1日中掛かってしまった…。」ということもよくありました。
もちろん、今後エンジニアとして活動するのであれば、「自ら解決する力」って非常に大切で、それが身に付いたのはかなり良かったのですが、初心者の間はプロに聞ける環境を作って置いたほうが良いと思います。
スクールでは基本的にオンラインで質問サポートをチャットで無制限にできるところがほとんどなので、「調べている時間」を短縮でき、最短距離で学習に取り組むことが可能。
スクールに通えば、200時間ぐらいで終わる基礎学習も独学だと300時間掛かる可能性もあり、最も効率よくプログラミングを学ぶのであればスクールが良いかなと思います。
なお、基礎学習後はプログラミングは独学が基本
最短距離でプログラミングを学ぶのであれば、スクールが良いと良いましたが、基礎学習後は独学が基本ということは知っておきましょう。
Web制作でも開発でも、基本的に案件を受ける際は「作り方はだいたいイメージできるけど、実際に作ってみないと分からない。」というものがほとんどです。
作りながら学んでいくのが鉄則なので、お金があるならスクールに投資をして、ないなら独学で学ぶという感じが良いかなと思います。
最後に:目標がないとプログラミング学習は継続できません。
プログラミングの基礎を学ぶ目安は約200時間で、実務レベルまで行くには約600時間の学習が必要です。
なお、「なぜプログラミングを学ぶのか?」という目標がないとスクールに通おうが独学だろうが学習に挫折します。
目標を明確にしてからプログラミング学習を始めてみて下さい。