小規模店舗を経営していると、「広告費を大きくかけずに、近くのお客様に見つけてもらいたい」と考える場面があるのではないでしょうか。
その集客手段の一つとして活用したいのが、Googleマップです。
現在は、飲食店や美容サロン、整体院などを探す際に、Google検索やGoogleマップで近くの店舗を比較し、口コミや写真、営業時間を確認したうえで来店を判断するユーザーが増えています。
一方で、Googleビジネスプロフィールに登録しているだけでは、十分な集客効果は期待しにくいのも事実です。店舗情報が古い、写真が少ない、口コミへの対応がない、予約や来店までの導線が分かりにくいといった状態では、比較段階で候補から外れてしまう可能性があります。
Googleマップ集客で成果を出すには、店舗情報を正しく整えたうえで、ユーザーが安心して来店を判断できる状態を作り、継続的に運用していくことが重要です。
この記事では、Googleマップ集客の基本的な考え方やメリット、始め方、選ばれる店舗に必要な情報、来店につなげるための運用方法までを、初めて取り組む方にも分かりやすく解説します。

坂 紗希(ばん さき)|LISH株式会社 デジタルマーケティング事業部
LISH株式会社デジタルマーケティング事業部に所属。MEO(Googleビジネスプロフィール)対策とInstagram広告を中心に、実店舗の集客支援を担当。SEOライティングの実務経験を活かし、Google検索やマップで選ばれやすい店舗情報の最適化と、MEO投稿・運用による改善を行う。
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目次
Googleマップで集客効果は期待できるのか?

Googleマップは、やり方と運用次第で十分な集客が期待できます。
ただし、単に掲載するだけで来店数が大幅に増えるわけではありません。
重要なのは、選ばれる状態を作れているかどうかです。
ユーザーが知りたいことをピンポイントで解決する内容が記載されている状態を維持していくことが鍵となります。
Googleマップの整え方としては、下記3つのステップが重要です。
- 店舗情報・写真・口コミを整え、比較しやすい状態にする
- 競合店舗と比較し、自店の強みを明確にする
- 投稿・口コミ返信・情報更新を続け、信頼感を高める
運用開始から成果が出るまでの期間は、地域の競合状況や既存の口コミ数、情報の充実度によって変わります。 目安として、早ければ3ヵ月程度で変化が見られるケースもあります。
一方で、競合が多く他サロンもMEO対策に力を入れているエリアでは、半年以上かかることも珍しくありません。
Googleマップは継続した運用が大切であるという認識を持っておきましょう。

坂 紗希(ばん さき)|LISH株式会社 デジタルマーケティング事業部
小規模店舗がGoogleマップ集客をおこなうメリット
Googleマップには大きく3つのメリットがあります。
- 無料で来店の動きがあるユーザーにアプローチできる点
- Googleマップユーザーだけでなく、Google検索で調べたユーザーにも情報が出てくる点
- 集客に役立つ情報を入手でき、今後の施策に繋げられる点
それぞれ詳しく整理していきます。
無料で来店意欲が高い層にアプローチできる
Googleマップは、近くの店舗を探しているユーザーに無料で情報を届けられるツールです。
SNSが認知拡大に向いているのに対し、Googleマップはこれから行く店を探しているような、来店意欲の高いユーザーに見られやすい特徴があります。
ユーザーはGoogleマップ上で、店舗の場所、営業時間、写真、口コミ、経路、予約方法などをまとめて確認できます。そのため、検索から比較、来店判断までの流れをスムーズに進めやすくなります。
また、駅前や大通り沿いではない店舗でも、現在地や検索地点から近い店舗として表示されれば、候補に入る可能性があります。このように、Googleマップは、近隣で店舗を探しているユーザーに自店の情報を届けやすい集客手段です。
Googleの検索結果にもGoogleマップの情報が掲載される

Googleマップに店舗情報を掲載することで、Google検索の結果欄への露出が増えるのもメリットのひとつです。
地域名や業種、サービス名などを含むキーワードで検索した際に、検索結果に地図付きの店舗一覧が表示されることがあります。この表示枠を、ローカルパックといいます。
このローカルパックに自店の情報が表示されれば、通常のWebサイトやSNSとは別の経路でユーザーに見つけてもらえる可能性が高まります。
特に、Googleマップ上の情報が整っていると、営業時間、住所、写真、口コミ、経路などを検索結果から確認しやすくなります。
集客に役立つデータを得られる
Googleマップは、店舗情報を掲載するだけでなく、ユーザーの行動を把握するためにも活用できます。
Googleマップ上で店舗情報を管理するには、Googleビジネスプロフィールへの登録が必要です。登録後は、「どんなキーワードで検索されたのか、どれくらい閲覧されたのか」など、ユーザーの行動を確認することができます。
これらのデータを確認することで、ユーザーが自店を見つけるまでの流れや、来店前にどのような行動を取っているのかを把握しやすくなり、一種のマーケティング施策を支えるツールとして活用できるのが特徴です。

吉田 和史(よしだ かずし)|LISH株式会社 代表取締役CEO
Googleビジネスプロフィールで確認できる閲覧数や経路検索、電話などの数値は、必ずしも実際の来店数と一致するわけではありません。MEO経由の予約数や問い合わせ数は、来店時のアンケートなどと組み合わせて確認すると、施策の効果をより正確に判断できます。
Googleマップ集客の始め方

Googleマップを集客につなげるためには、まずGoogleビジネスプロフィールに登録し、店舗情報を管理できる状態にする必要があります。
ただし、登録しただけで来店数が増えるわけではありません。集客につなげるには、SNSやWebサイトとの導線を整えたり、競合店舗の情報を確認したり、自店の業種に合わせて必要な情報を充実させたりすることが重要です。
ここからは、Googleマップ集客を始める基本手順と、登録後に来店へつなげるために確認したいポイントを順番に解説します。
STEP1:Googleビジネスプロフィールに登録する
Googleビジネスプロフィールとは、Google検索やGoogleマップ上に表示される店舗情報を管理するための無料ツールです。登録すると、店舗名・住所・営業時間・電話番号・写真・口コミ返信などを管理できるようになります。
新規登録の基本的な流れは、以下の通りです。
- Googleアカウントでログインする
- ビジネス名やカテゴリなどの基本情報を入力する
- オーナー確認を行う
- 営業時間や電話番号、WebサイトURLなどを登録する
- 店舗写真やサービス情報を追加する
オーナー確認の方法は、ビジネスの種類や状況によって異なります。電話・メール・ハガキ・動画など、Google側に表示された方法に沿って確認を進めましょう。
登録後は、写真や説明文を整え、ユーザーが店舗の雰囲気や特徴を把握しやすい状態にすることが大切です。
STEP2:SNSやウェブサイトと連携する
Googleビジネスプロフィールを整えたら、SNSやWebサイトからGoogleマップへの導線も確認しましょう。
SNSで店舗に興味を持ったユーザーは、その後にGoogleマップで口コミ・営業時間・場所を確認することがあります。SNSプロフィールやWebサイトにGoogleマップのリンクを設置しておくと、来店前の確認がスムーズになります。
SNSは店舗を知ってもらうきっかけ、Googleマップは来店前の比較・判断に使われやすい媒体です。それぞれの役割を分けて考えることで、ユーザーを来店判断まで誘導しやすくなります。
STEP3:競合店舗を確認する
Googleマップ集客では、自店の情報を整えるだけでなく、競合店舗がどのように見られているかを確認してみましょう。
上位に表示されている店舗や口コミが多い店舗を見ると、ユーザーがどのような情報を重視しているのかを把握しやすくなります。自店に足りない情報や、強みとして打ち出せる部分を見つける参考にもなります。
上位に出ている店の情報・写真・口コミを見る
まずは、狙いたい地域名やサービス名で検索し、上位に表示されている店舗の情報を確認しましょう。
確認しておきたいポイントを4つにまとめました。
- どのような強みが打ち出されているか
- 説明文やメニューなどの情報の見せ方
- 写真の構成
- 口コミの内容
特に口コミを見ると、ユーザーが何を評価しているのか、どのような点に不満を感じているのかを把握しやすくなります。
競合店舗の情報を確認することで、自店でも追加すべき情報や、見せ方を改善できる部分が見えてきます。
自店と比較した競合店の強み・弱みを洗い出す
次に、競合店舗と自店を比較し、強み・弱みを整理します。競合店の情報を見ることで、自店に足りない情報や、反対に強みとして打ち出せる部分を見つけやすくなります。
競合店の強みを判断するときは、「なぜクリックしたくなるのか」を確認しましょう。写真の見せ方、メニューやサービス内容の分かりやすさ、口コミで評価されている点などを見ると、ユーザーが重視しているポイントを把握しやすくなります。
一方で、弱みは情報不足や説明の曖昧さに現れます。競合店を見たときに分かりにくいと感じた部分があれば、自店ではその情報を分かりやすく掲載することで差別化につなげられます。
STEP4:業種別に必要な情報を整える
Googleマップで見られる情報は、業種によって重視されるポイントが異なります。
飲食店であればメニューや価格、美容サロンであれば施術内容や仕上がり、整体・クリニックであれば対応できる悩みや施術内容が判断材料になります。共通して必要な情報を整えたうえで、業種ごとにユーザーが知りたい内容を追加しましょう。
飲食店に必要な情報
飲食店では「何が・いくらで・どんな雰囲気で食べられるか」がひと目でわかるようにしましょう。人気メニュー、価格帯、コース内容、店内の雰囲気、外観写真などを掲載しておくと、ユーザーが来店前にイメージしやすくなります。特に初めて来店するユーザーにとって、外観や内観の写真は「入りやすさ」や「清潔感」を判断する材料になります。
また、予約可否、混雑しやすい時間帯、当日来店の可否なども記載しておくと、来店前の不安を減らせます。
美容サロンに必要な情報
美容サロンでは、施術内容や仕上がりのイメージが伝わる情報を整えましょう。
メニューの内容、料金、所要時間、追加料金の有無などが分かりにくいと、予約前の不安につながります。できるだけ具体的に記載し、初めてのユーザーでも比較しやすい状態にしましょう。
また、ビフォーアフター写真やスタッフ紹介も判断材料になります。仕上がりの雰囲気や得意な施術が伝わると、ユーザーが自分に合うサロンかどうかを判断しやすくなります。
整体・クリニックに必要な情報
整体やクリニックでは、「自分の悩みに対応してもらえるか」が重要な判断材料になります。
対応している症状や悩み、施術・診療の流れ、料金、所要時間、資格や実績などを分かりやすく記載しましょう。「どのような対応を受けるのか」が見えないと、初めてのユーザーは不安を感じやすくなります。
口コミでは、施術結果だけでなく「説明が丁寧だった」「初めてでも安心できた」といった内容も来店判断につながります。安心感が伝わる情報を整えておくことが大切です。
Googleマップ集客で選ばれる店舗のポイント

Googleマップで店舗を比較しているユーザーは、単に近い店舗や評価の高い店舗だけを見ているわけではありません。
「場所は分かりやすいか」「初めてでも入りやすそうか」「口コミは信頼できるか」「自分の目的に合っているか」など、来店前の不安を一つずつ確認しながら店舗を選んでいます。
そのため、Googleマップ集客では、ユーザーが来店前に感じる不安や迷いを減らし、安心して候補に入れられる状態を作ることが重要です。
ここでは、Googleマップ上で店舗を選ぶ際のユーザー行動という視点から、選ばれる店舗になるポイントを解説します。
①迷わず来店できる情報があるか
ユーザーがまず確認するのは、店舗まで迷わず行けるかどうかです。
特に初めて来店する場合、住所や地図だけでは十分にイメージできないことがあります。「駅から徒歩3分」と記載されていても、どの出口から出ればよいのか、建物の入口はどこにあるのかが分からなければ、来店前の不安につながります。
そのため、Googleマップ上の住所情報に加えて、アクセス補足を入れておくと親切です。例えば、「〇〇駅東口を出て右へ進み、〇〇ビルの2階」「駐車場は店舗裏手に2台分あり」など、現地に着いたときの動きが分かる情報を掲載すると、ユーザーは来店後の流れをイメージしやすくなります。
地図だけでは伝わりにくい情報を補足することで、初めてのユーザーでも安心して来店を検討しやすくなります。
②安心して来店できる口コミがあるか
口コミは、ユーザーが来店前の不安を確認するための重要な情報です。
ユーザーは店舗側の説明だけでなく、実際に利用した人の感想も参考にしながら判断しています。そのため、口コミは単に件数が多いだけでなく、内容から店舗の雰囲気や対応、サービスの満足度が伝わることが大切です。
例えば、「初めてでも入りやすかった」「スタッフの説明が丁寧だった」「子ども連れでも利用しやすかった」などの口コミがあると、同じ不安を持つユーザーにとって判断材料になります。
また、店舗側の返信も確認されやすいポイントです。良い口コミへのお礼はもちろん、ネガティブな口コミに対しても丁寧に返信している店舗は、誠実に対応している印象を持たれやすくなります。
③写真から雰囲気や魅力が伝わるか
写真は、ユーザーが来店前に店舗の雰囲気を判断するための大きな材料です。
店舗情報や説明文が整っていても、写真から雰囲気が伝わらなければ、ユーザーは「自分に合う店かどうか」を判断しにくくなります。特に初めて利用する店舗では、外観・内観・商品・スタッフ・席まわりなどの写真が安心材料になります。
重要なのは、ただ写真を増やすことではなく、利用シーンが伝わる写真を掲載することです。
飲食店であれば、おひとり様、デート、女子会、会食など、どのような場面に合う店舗なのかが分かる写真があると、ユーザーは自分の利用目的と照らし合わせやすくなります。
また、昼と夜で雰囲気が変わる店舗であれば、それぞれの写真を掲載することで、利用シーンに合わせた魅力を伝えられます。
写真は数だけでなく、「来店後のイメージができるか」を基準に整えておきましょう。
④検索ワードに合った情報があるか
ユーザーが検索した目的に合う情報が掲載されているかどうかも、店舗選びに影響します。
例えば、Googleマップで「ランチ」と検索しているユーザーは、ランチ営業の有無やメニュー、価格帯、利用できる時間帯などを知りたいと考えています。実際にランチ営業をしていても、Googleマップ上にディナー情報しか掲載されていなければ、ユーザーに関連性が伝わりにくくなります。
同じように、「個室」「テイクアウト」「子連れ」「駐車場あり」などのキーワードで探しているユーザーは、その条件に合う店舗かどうかを短時間で判断しています。
そのため、店舗情報では単に業種名を書くのではなく、ユーザーがどのような目的で検索するのかを想定し、メニュー・サービス・設備・利用シーンを分かりやすく記載する必要があります。
キーワードを詰め込むのではなく、ユーザーがどのような場面で利用したいのかに合わせて情報を整える視点を持ちましょう。
⑤最新情報が更新されているか
Googleマップ上の情報が最新かどうかも、ユーザーの安心感に関わります。
営業時間が古い、写真が数年前のまま、投稿が止まっている、臨時休業の情報が反映されていないといった状態では、ユーザーは「本当に営業しているのか」「今もこの情報で合っているのか」と不安を感じやすくなります。
一方で、営業時間やメニュー、写真、投稿などが定期的に見直されている店舗は、現在もきちんと運営されている印象を持たれやすくなります。
特に、季節メニューやキャンペーン、営業時間の変更、休業日などは、古い情報が残っていると来店前後のトラブルにつながる可能性があります。
Googleマップは一度整えて終わりではなく、ユーザーが来店前に確認する情報として、常に最新の状態に近づけておくことが大切です。
Googleマップで来店につなげる設計戦略の考え方
Googleマップ集客で成果を出すには、店舗情報を充実させるだけでなく、ユーザーが来店を決めるまでの流れに合わせて情報を設計することが大切です。
ユーザーはGoogleマップ上で、店舗を見つけ、複数の候補を比較し、最終的に「ここに行こう」と判断します。
この流れの中でなにか一つでも必要な情報が不足していると、候補に入っても来店前に離脱される可能性があります。
そのため、Googleマップは単なる店舗情報の掲載場所ではなく、来店判断を後押しする導線として考える必要があります。
ここでは、見つけてもらう段階から実際の来店につなげるまでの設計方法を解説します。
ターゲットを設計する
まず重要なのは、どのようなユーザーに来店してほしいのかを明確にすることです。
ターゲットが曖昧なままだと、写真・説明文・投稿・メニュー情報の方向性が定まらず、ユーザーも「自分に合う店かどうか」を判断しにくくなります。
反対に、来店してほしい層が明確であれば、Googleマップ上で見せるべき情報も整理しやすくなります。
例えば、飲食店で「仕事帰りの一人利用」を狙うなら、カウンター席の有無、夜の営業時間、1人でも入りやすい雰囲気、短時間で食べられるメニューなどが重要です。
一方で「子連れランチ」を狙うなら、座席の広さ、ベビーカーの可否、キッズメニュー、混雑しにくい時間帯などが判断材料になります。
ターゲットを考えるときは、以下のような視点で整理しましょう。
- 誰に来てほしいのか:年齢層・性別・属性
- どのような目的で利用するのか:食事会・デート・美容・体の悩みなど
- いつ利用されやすいのか:昼・夜・平日・週末
- 来店前に何を不安に感じるのか:料金・雰囲気・場所・予約方法など
ターゲット設計は、単にペルソナを作るための作業ではありません。Googleマップ上の写真、説明文、メニュー、投稿内容を「誰に向けて見せるのか」を決めるための土台になります。
「探す→比較する→決める」各フェーズで必要な情報を発信する
Googleマップ集客では、ユーザーの意思決定の流れに合わせて情報を整えることが必要です。
ユーザーは多くの場合、まず条件に合う店舗を探し、複数の候補を比較し、最後に「この店ならよさそう」と判断して行動します。
それぞれの段階で必要な情報は異なります。
- 探す段階:地域名、業種、カテゴリ、サービス名、営業時間
- 比較する段階:写真、口コミ、メニュー、料金、雰囲気、設備
- 決める段階:予約方法、電話番号、ルート、空席情報、当日利用の可否
「比較する」段階では、ユーザーは「失敗しないか」「自分に合っているか」を見ています。写真、口コミ、メニュー、料金、投稿などが判断材料になるため、店舗の特徴や安心材料が分かる情報を整えておくことが大切です。
「決める」段階では、来店前の最後の迷いを減らす必要があります。予約リンク、電話番号、ルート案内、支払い方法、駐車場、当日予約の可否など、次に取る行動が分かりやすい状態にしておきましょう。
このように、Googleマップ上の情報は、単に多く載せればよいわけではありません。ユーザーがどの段階で何を確認したいのかに合わせて、必要な情報を配置することが重要です。
SNSで探すフェーズにはSNS運用も効果的
Googleマップは、すでに店舗を探しているユーザーに見つけてもらいやすい媒体です。一方で、まだ具体的に店舗を探していない層には、SNSを組み合わせることで接点を作れます。
例えば、Instagramで店舗の雰囲気や商品に興味を持ったユーザーが、その後にGoogleマップで口コミや場所を確認することがあります。このとき、SNSプロフィールにGoogleマップのリンクを設置しておくと、興味を持ったユーザーを来店判断までつなげやすくなります。
SNSは興味を持ってもらう場所、Googleマップは比較・来店判断を後押しする場所として考えると、それぞれの役割を活かしやすくなります。
競合と比較されたときに選ばれる理由を作る
Googleマップでは、ユーザーが複数の店舗を並べて比較したときに「このお店に行きたい」と思わせるポイントを作りましょう。
どの店舗も同じように見えると、ユーザーは距離・価格・口コミ評価だけで判断しやすくなります。そのため、自店ならではの特徴を分かりやすく言語化し、写真や説明文、投稿内容に反映することが重要です。
例えば、以下のように具体化すると、ユーザーが利用シーンをイメージしやすくなります。
- 完全個室で、周囲を気にせず過ごせる
- 女性一人でも入りやすいランチ専門店
- 短時間で施術を受けられる整体院
- 初回でも丁寧にカウンセリングしてもらえる
「雰囲気が良い」「サービスが丁寧」といった表現だけでは、他店との違いが伝わりにくくなります。ユーザーが見た瞬間に「自分の目的に合っている」と判断できるよう、強みはできるだけ具体的に伝えましょう。
差別化は、特別な強みを作ることだけではありません。すでにある特徴を、ユーザーが比較しやすい形で見せることも重要です。
来店までの導線を設計する
最後に確認したいのが、ユーザーが迷わず行動できる導線になっているかどうかです。
どれだけ魅力的な店舗であっても、予約方法が分かりにくい、電話してよい時間が分からないといった小さな不安があると、来店前に離脱される可能性があります。
Googleマップ上では、以下のような情報を分かりやすく整えておくことで、行動のハードルを下げることができます。
- ネット予約の可否
- 電話番号と受付時間
- 駐車場や最寄り駅からのアクセス
- 当日予約や飛び込み来店の可否
- 支払い方法
特に、来店直前のユーザーは「今行けるか」「予約できるか」「迷わず着けるか」を確認しています。そのため、「ネット予約可」「本日空きあり」「駐車場あり」「〇〇駅東口から徒歩3分」など、行動に直結する情報を分かりやすく掲載することが大切です。
Googleマップ集客の目的は、表示回数を増やすことだけではありません。ユーザーが店舗を見つけ、比較し、安心して来店できる状態を作ることが最終的な目的です。
そのためには、検索されるための情報、比較されるための情報、行動してもらうための情報を分けて考え、来店までの流れを一つずつ整えていきましょう。
Googleマップで集客する際の注意すべき点
ここまで、Googleマップ集客の始め方や来店につなげるための考え方を解説してきました。
一方で、Googleマップは登録すればすぐに成果が出るものではありません。口コミ対応や情報更新など、継続的な運用が必要です。
ここでは、Googleマップ集客に取り組む前に理解しておきたい4つのデメリットを解説します。
即効性は期待しにくい
Googleマップ集客は、短期間で一気に成果を出す施策というより、継続的に情報を整えながら反応を増やしていく施策です。
広告のように出稿すればすぐに結果が出るものではなく、口コミや評価、店舗の情報量などを積み重ねることで、ユーザーに選ばれやすい状態を作っていきます。
特に新規店舗は、最初から十分な閲覧数や来店数につながるとは限りません。初期の反応だけで判断せず、一定期間は情報を整えながら改善を続けることが重要です。
短期的な成果だけを求めるのではなく、中長期的にわたって運用することで成果につながるという意識で運用しましょう。
口コミの影響を大きく受ける
Googleマップでは、口コミの内容や評価がユーザーの来店判断に影響します。
評価が低い場合やネガティブな口コミが目立つ場合、ユーザーは「この店舗を選んで大丈夫か」と不安を感じやすくなります。
ただし、重要なのは評価の数値だけではありません。店舗側が口コミにどのように対応しているかも、ユーザーに見られるポイントです。
ネガティブな口コミにも冷静かつ丁寧に返信することで、誠実に対応している印象を与えやすくなります。反対に、口コミを放置していると、ユーザーに不安を与える原因になる場合があります。
また、口コミを増やすために、投稿のお礼として割引や特典などを提供する行為は避ける必要があります。口コミは無理に集めるのではなく、来店後に自然な形で依頼し、集まった声を店舗改善や情報発信に活かすことが大切です。
地道な情報更新や管理などの手間が発生する
Googleマップは、一度登録して終わりではありません。営業時間、写真、メニュー、投稿、口コミ返信などを継続的に管理する必要があります。そのため、管理にはそれなりの時間を要するというのがデメリットのひとつです。
例えば、営業時間が古いままになっていたり、写真が数年前のものしかなかったり、投稿が止まっていたりすると、ユーザーは不安を感じる可能性があります。
特に、臨時休業、営業時間の変更、季節メニュー、キャンペーン、価格変更などは、最新情報が反映されていないと来店前後のトラブルにつながることもあります。
管理の手間はかかりますが、情報を最新の状態に保つことは、ユーザーが安心して来店を判断するために欠かせません。定期的に確認する日を決めておくと、更新漏れを防ぎやすくなります。
上位表示でないと潜在顧客にはアプローチしにくい
Googleマップは、すでに店舗を探しているユーザーに見つけてもらいやすい集客手段です。
一方で、まだ具体的に店舗を探していないユーザーや、必要性を感じていないユーザーには届きにくい面があります。
SNSのように投稿が自然に流れてくる媒体ではないため、検索されない限り接点を作りにくいのが特徴です。
そのため、Googleマップだけで集客を完結させようとするのではなく、SNS、Webサイト、広告、チラシなど、ほかの集客手段と組み合わせて考えることが重要です。
例えば、SNSで店舗の雰囲気や商品に興味を持ってもらい、Googleマップで口コミや場所を確認してもらう流れを作ると、認知から来店判断までをつなげやすくなります。
Googleマップは、来店を検討しているユーザーの比較・判断を後押しする役割として活用し、認知を広げる施策と組み合わせて運用しましょう。
小さな店舗でも、Googleマップで新規来店は増やせる
この記事では、Googleマップ集客の基本的な考え方から、始め方、選ばれる店舗になるためのポイント、来店につなげるための運用方法までを解説しました。
Googleビジネスプロフィールに登録するだけで来店数が大きく増えるわけではありませんが、以下の3つを意識して取り組むことで、小さな店舗でもGoogle検索やGoogleマップ経由の新規来店につながる可能性を高められます。
- 店舗情報・写真・口コミを整え、ユーザーに選ばれやすい状態を作る
- 競合店舗の情報をもとに、自店の強みを分かりやすく打ち出す
- 投稿・口コミ返信・情報更新を継続し、信頼感を積み上げる
その後、口コミへの返信や定期的な投稿・情報更新を続けることで、来店や予約といった具体的な成果につながっていきます。目安として、継続的に運用を続けた場合、早ければ3ヶ月ほどで変化を感じるケースが多いとされています。
日々の営業と並行しながらでも、週に一度口コミに返信する、季節ごとに写真を追加するといった小さな積み重ねで、Googleマップ上での店舗の見られ方は変わっていきます。
「完璧に整えてから始めよう」と考える必要はありません。今日できる一つから手をつけることが、Googleマップ集客の第一歩です。
LISH株式会社では、店舗事業者向けの支援サービスを行っております。
(WEBサイト・LPサイト制作、MEO対策、WEB広告運用、ホットペッパービューティー運用コンサル・代行サービス etc…)
ご興味がある方は無料相談を実施しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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吉田 和史(よしだ かずし)|LISH株式会社 代表取締役CEO
LISH株式会社 代表取締役CEO。店舗集客に強いWebマーケターとして、MEO対策(Googleビジネスプロフィール)、Google/Yahoo/Meta広告運用、LP・Webサイト制作、Webコンサルティングを軸に支援を行う。自社でもフランチャイズ加盟の実店舗を4店舗運営し、現場のオペレーションと数字に基づく改善に強み。累計300社以上の店舗支援実績を持つ。
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