美容室のWeb集客は何から始める?少人数サロン向けの優先順位と導線設計

美容室のWeb集客は何から始める?少人数サロン向けの優先順位と導線設計

「集客のために何かしなければ」と思いながら、何から手をつければいいか分からないまま時間だけが過ぎていく—そんな経験はありませんか?

美容室のWeb集客には、ポータルサイト・Instagram・Googleマップ・LINEなど、さまざまな手法があります。しかし、少人数サロンがそのすべてをこなそうとするとどれも中途半端になり、結果として効果が出にくいという状態に陥りやすいもの。

大切なのは、手法の数を増やすことではありません。「どの手法を・どの順番で・何のために使うか」を整理すること。それだけで、同じ時間と労力でも集客の結果は大きく変わります。

この記事では、リソースが限られる少人数サロンでも無理なく実践できる、Web集客の導線設計と優先順位の考え方をお伝えします。Web集客では、Googleビジネスプロフィール・Instagram・LINEなど、自店に必要な施策を絞って取り組むことが大切です。現在の集客経路や課題に合わせて優先順位を決めることで、限られた時間でも集客の土台を整えやすくなります。

今日から動けるよう、具体的なステップや声かけ例も合わせてご紹介していますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

Kazushi Yoshida
【監修者】
吉田 和史(よしだ かずし)|LISH株式会社 代表取締役CEO

LISH株式会社 代表取締役CEO。店舗集客に強いWebマーケターとして、MEO対策(Googleビジネスプロフィール)、Google/Yahoo/Meta広告運用、LP・Webサイト制作、Webコンサルティングを軸に支援を行う。自社でもフランチャイズ加盟の実店舗を4店舗運営し、現場のオペレーションと数字に基づく改善に強み。累計300社以上の店舗支援実績を持つ。
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渡邊 恵実
【ライター】
渡邊 恵実|LISH株式会社 デジタルマーケティング事業部部

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目次

美容室のWeb集客にはどんな方法がある?

美容室のWeb集客方法を考える経営者のイメージ

美容室のWeb集客には、ポータルサイト・Googleマップ・Instagram・LINE・ホームページ・ブログ・Web広告など、さまざまな手法があります。

ただし、少人数サロンがこれらをすべて同時に運用する必要はありません。 大切なのは「どの手法が何の役割を持つか」を正しく理解した上で、自店の状況に合わせて優先順位を決めること。

手広くやるより、自分たちが続けられる範囲で着実に取り組む方が長い目で見ると結果につながりやすいものです。

それぞれのWeb集客方法の主な役割

Web集客方法 主な役割 メリット デメリット
ポータルサイト
(ホットペッパービューティーなど)
新規顧客への認知拡大 すでに探している人に見つけてもらいやすい 掲載費や手数料がかかりやすい
Googleビジネスプロフィール 地域での検索露出・信頼獲得 無料で始められ、Googleマップに表示される 口コミ管理や情報更新に手間がかかる
Instagram ブランディング・ファン化 ビジュアルで世界観を伝えやすく、拡散も狙える 継続的な投稿が必要で、即効性は低め
LINE 既存顧客のリピート促進 友だち登録した顧客に直接アプローチできる 新規顧客の獲得には向きにくい
ホームページ 信頼性の担保・情報の一元管理 自店の情報を自由に発信・管理できる 制作・更新に費用や時間がかかる
ブログSEO  長期的な検索流入の獲得 検索上位に入れば継続的に集客できる 効果が出るまでに数ヶ月〜1年以上かかる
Web広告  短期間での集中的な集客 ターゲットを絞って素早く露出を増やせる 費用がかかり、停止すると効果がなくなる

今すぐやらなくていいこと

「Web集客を始めよう」と思ったとき、ついあれもこれもと手を広げたくなるもの。でも、少人数サロンにとってはその「全部やろう」という気持ちが、むしろ遠回りになってしまうことがあります。

少人数サロンでは、ブログSEO・TikTok・X・YouTube・Web広告などを、最初からすべて始める必要はありません。

たとえばブログSEOは中長期的な集客に向くため、今すぐ予約数を増やしたい場合は、優先順位を下げる選択肢もあります。広告やSNSについても、ターゲットや予約導線が整っているかを確認したうえで検討しましょう。

また、ホームページを作り込む前に、GoogleマップとInstagramのプロフィール、予約導線を先に整えることが大切。投稿数を増やすよりも、「見てくれた人が予約しやすい環境」を作ることの方を優先しましょう。

少人数サロンが最初に取り組むなら、「Googleビジネスプロフィール → Instagram → LINE」の3つに絞るのが実行しやすくておすすめです。店舗の状況にもよりますが、まずはこの3つを丁寧に育てると、着実に成果につながるケースが多いです。

美容室Web集客が成果につながらない原因

Web集客に取り組んでいるのに予約が増えない場合、施策そのものが悪いというより、手法の選び方や予約までの導線に原因があるかもしれません。

特に少人数サロンでは、複数の施策を同時に進めるほど運用が追いつかず、かえって成果が見えにくくなることがあります。まずは、よくある失敗パターンを確認していきましょう。

複数の施策を同時に進めすぎている

「集客のためにいろんな手法を試しているのに、なぜか結果が出ない」そんな悩みを抱えているサロンオーナーは、実は少なくありません。

原因のひとつは、手法の数を増やしすぎてしまうことです。少人数サロンが複数の集客施策を同時に走らせると、どれも中途半端になり、結果としてどれも機能しないという状態に陥りやすいものです。

例えばスタッフ3名のサロンが、Instagram・Googleビジネスプロフィール ・ブログ・Web広告を並行して運用するのはリソース的に難しいでしょう。

よくあるのが「インスタを始めたものの、撮影が面倒になって放置。Googleビジネスプロフィールも初期設定のままで、気づけば広告費だけが毎月出ていく…」といったパターンです。

まずは役割の異なる少数の手法に絞り、予約までの流れを整えることが出発点です。

投稿から予約までの導線が整っていない

「毎日インスタに投稿しているのに、予約につながらない」という声もよく聞きます。 SNSの投稿数や「いいね」の数だけでは、集客の成果を正しく判断できません。投稿を見た人がプロフィールへ移動したか、予約リンクをタップしたか、実際の問い合わせや予約につながったかまで確認することが大切です。

予約が入らない原因のひとつとして、投稿を見た後に予約へ進む導線が整っていないことが挙げられます。どれだけ魅力的な施術写真を投稿していても、プロフィールに予約先が掲載されていなかったり、予約方法が分かりにくかったりすると、興味を持ったユーザーが途中で離脱してしまう可能性があります。

投稿の内容や頻度を見直す前に、まずはプロフィールの説明文や予約リンク、リンク先の分かりやすさを確認しましょう。予約まで迷わず進める状態を整えることで、これまで取りこぼしていた問い合わせや予約を受け取りやすくなります。

美容室Web集客で最初に整えるべき導線設計

美容室web集客の導線設計を考える経営者のイメージ

Web集客で成果を出すためには、ただ情報を発信するだけでは不十分です。大切なのは、お客様が店舗の存在を知り、必要な情報を確認して他店と比較し、迷わず予約まで進める流れを作ることです。

・認知:サロンの存在や施術事例を知ってもらう
・比較:口コミ・料金・場所・得意な施術などを確認してもらう
・予約:空き状況や予約方法を分かりやすく案内する

投稿を増やしても予約につながらない場合は、この3段階のどこかでお客様が離脱している可能性があります。新しい集客手法を増やす前に、それぞれの段階に必要な情報やリンクがそろっているかを確認しましょう

「認知→比較→予約」の3段階の流れを作る

Web集客で成果を出すためには、ただ情報を発信するだけでは不十分です。

大切なのは、お客様が店舗の存在を知り、他店と比較して予約に進む、という自然な流れの中で、迷わず予約まで到達できる導線を設計すること。

前のセクションでお伝えしたように、投稿が増えても予約につながらない原因の多くは、この流れのどこかに穴があることにあります。手法を増やす前に、まずは3段階の流れをしっかり整えることが先決です。

InstagramとGoogleビジネスプロフィールとLINEの役割分担

少人数サロンが「認知→比較→予約」の導線を考える際は、Instagram・Googleビジネスプロフィール・LINEの3つを軸に整理すると分かりやすくなります。

  • Instagram:施術事例やサロンの雰囲気、得意なスタイルを伝えて興味を持ってもらう(認知)
  • Googleビジネスプロフィール:口コミ・場所・営業時間・写真などを確認してもらう(比較)
  • LINE:予約前の相談を受けたり、予約方法を案内したりする(予約)

それぞれの役割が完全に分かれているわけではありません。Google検索やGoogleマップで初めてサロンを知ることもあれば、Instagramの投稿を比較材料として見ることもあります。大切なのは、各媒体の主な役割を決め、次の段階へ進める導線を用意することです。

たとえば、次のような流れが考えられます。

「Instagramで施術写真を見てサロンを知る→Googleマップで口コミや場所、営業時間を確認する→LINEで相談し、予約する」

自社予約ページやポータルサイトから予約してもらう方法でも問題ありません。InstagramやGoogleビジネスプロフィールから、店舗が利用してほしい予約先へ迷わず進める状態になっていることが重要です。

ポータルサイトも、すでに美容室を探しているお客様に見つけてもらい、比較から予約まで進んでもらうための有効な経路です。既存の集客状況に合わせて、自社予約やLINEと使い分けましょう。

まずは、認知・比較・予約の各段階に必要な情報がそろっているか、媒体同士がきちんとつながっているかを確認することが、Web集客の第一歩です。

美容室集客はGoogleビジネスプロフィールから始める

Web集客をどこから始めればいいか迷ったら、まずGoogleビジネスプロフィールの整備からスタートしましょう。

近隣で美容室を探すユーザーは、Google検索やGoogleマップで「地域名+美容室」と調べることがあります。 すでに来店意欲が高い状態で検索しているため、上位に表示されるだけで来店率は大きく変わります。しかも無料でできる数少ない集客施策のひとつです。

今月中にまずGoogleビジネスプロフィールのプロフィールと写真だけ整える、その小さな一歩を踏み出すことが大切です。

Googleマップ検索で上位表示される仕組み

「美容室 ○○駅」と検索するユーザーは、すでに来店意欲が高い状態です。そのGoogleマップの上位3件(ローカルパック)に表示されるだけで、ユーザーの目に留まりやすくなり、問い合わせや予約の機会を増やしやすくなります。

この仕組みをMEO(Map Engine Optimization)と呼びます。Googleがマップの表示順位を決める際に評価するのは、主に次の3要素です。(Google公式)。

  • 関連性:検索キーワードとプロフィール内容の一致度
  • 距離:検索ユーザーの現在地との近さ
  • 知名度:口コミ数・評価・更新頻度など

最初から難しいMEOの知識は必要ありません。Googleビジネスプロフィールを正しく整備するだけで、MEO対策は今日からでも始められます。

店舗情報を最新の状態にする

Googleビジネスプロフィール整備の第一歩は、正確な情報をしっかり埋めることです。情報が不完全なプロフィールは、ユーザーに必要な情報が伝わりにくく、検索結果でも適切に表示されにくくなる可能性があります。

営業時間・電話番号・住所に不一致があると、ユーザーの信頼を損なうだけでなく、Googleのランキング評価にも影響しかねません。まず以下の項目に空欄がないか確認してみましょう。

確認すべき項目は、「店名・住所・電話番号・営業時間・カテゴリ・Webサイト・予約リンク」です。

5分ほどあれば確認できる内容なので、まずは空欄や古い情報がないかを見直し、正確な店舗情報に整えておきましょう。

施術写真を定期的に更新する

Googleビジネスプロフィールに写真を充実させることで、ユーザーの興味を引き、マップ経由のアクセスやウェブサイトへのクリック数が増加すると言われています。Googleは情報が豊富でユーザーによく見られるプロフィールを評価する傾向があるため、定期的な写真追加を行いましょう。

投稿する写真のカテゴリは、施術のビフォーアフター・店内環境・スタッフ・外観がおすすめです。可能であれば月に2枚以上投稿できると良いでしょう。

特別な撮影は必要なく、Instagramに投稿している施術写真を1〜2枚、Googleビジネスプロフィールにも転用するだけでも十分です。コツコツした小さな習慣が集客に効いていきます。

口コミを増やす声かけを行う

口コミの数や評価は、Googleマップ上でお客様が店舗を比較する際の重要な判断材料です。また、口コミ数や評価は、ローカル検索の表示にも関係する要素のひとつとされています。

Googleが定めた件数の基準があるわけではありませんが、運用を始めるための小さな目標として、まずは5件など無理のない件数を設定してもよいでしょう。

▼声かけスクリプト
「今日の仕上がりはいかがでしたか?もしよろしければ、Googleのクチコミに一言いただけると励みになります。こちらのQRコードから30秒で書けますので、ぜひお願いできますか?」

QRコードを会計時に見せながら、この一言を添えるだけ。スタッフ全員が同じ言葉で伝えられるよう、台本として共有しておくと安心です。

ただし、割引などの特典と引き換えに口コミを書いてもらうのは規約違反になるため注意しましょう。

低評価の口コミに返信する

一番もったいない対応は、低評価の口コミを放置することです。丁寧に返信することでむしろ誠実なお店であるという印象を与えられます。

口コミを見たユーザーは、評価の内容だけでなく、店舗が意見にどのように向き合っているかを確認することが多いことが調査で分かっています。真摯な返信をすることで、信頼を形成するきっかけになります。

参考:ホットペッパービューティーアカデミー「美容サロンの口コミに関する意識調査」

▼返信テンプレート
「この度は、ご期待に添えない結果となり申し訳ございません。〇〇についてのご意見を真摯に受け止め、店内でも状況を確認し、今後の改善に活かしてまいります。差し支えなければ詳しい状況を確認させていただきたいため、店舗まで直接ご連絡いただけますと幸いです。」

返信はできるだけ早めにするのがいいでしょう。あらかじめ担当者を決め、24時間以内に返信するなどのルールを共有しておくことで迷わずに対応できます。

美容室がInstagramで予約につなげる集客方法

Instagramで予約につなげるための集客を行う美容室経営者のイメージ

Instagramの集客で大切なのは、フォロワー数を増やすことだけではありません。見た人が「このサロンに相談してみたい」と思い、予約まで進める状態を作ることが重要です。映えを追いかけるより、お客様の悩みを解決するサロンとして伝えることの方が予約につながりやすくなります。

価格やクーポンだけでなく、自分の髪の悩みを理解し、解決してくれそうかを見ているお客様もいます。そのニーズに応えるアカウントこそが、長期的に選ばれ続けるサロンになっていきます。

まず今週は、プロフィール・ハイライト・予約リンクを整えましょう。そのうえで、週1〜3回など、自店が無理なく続けられる頻度を決めましょう。投稿回数だけでなく、プロフィールへのアクセス数や予約リンクのタップ数、問い合わせ数なども確認することが大切です。

プロフィールで予約導線を明確にする

Instagramを見て「気になる」と思ったユーザーが最初に確認するのは、プロフィールです。そこに予約先がなければ、興味を持っていても離脱につながります。

プロフィールにはLINEやWebの予約リンクを設置し、誰の・どんな悩みを解決するサロンかを明記することが予約率改善の第一歩です。以下の改善例を参考にしてみてください。

改善前

リンクなし|「○○駅徒歩3分のサロンです。お気軽にご来店ください。」

改善後
🔗 LINE予約はこちら → [リンク]|くせ毛・カラーダメージでお悩みの方専門|○○駅徒歩3分|ハイライトで施術例・料金・よくある質問を確認できます

プロフィールのリンク欄を確認して、LINE予約へのリンクが設置されているかチェックしてみましょう。

ビフォーアフター投稿で悩みを伝える

ビフォーアフター投稿では、仕上がりの写真だけでなく「来店前にどんな悩みがあったのか」「施術後にどう変わったのか」まで伝えることが大切です。写真だけを載せるより、どのような悩みを持つお客様が、施術によってどう変わったのかを説明した方が、同じ悩みを持つユーザーに伝わりやすくなります。

たとえば、くせ毛や広がりに悩むお客様の事例なら、「朝のスタイリングに時間がかかる」「湿気で髪が広がりやすい」といった悩みを紹介し、施術内容や仕上がりの変化、自宅での扱いやすさまで添えましょう。

写真を撮るときは、正面・サイド・後ろ姿など、変化が分かりやすい角度を決めておくと投稿しやすくなります。

最後に「同じようなお悩みの方は、プロフィールのリンクからご相談ください」と添えることで、投稿から予約への流れも作りやすくなります。

Kazushi Yoshida
【監修者】
吉田 和史(よしだ かずし)|LISH株式会社 代表取締役CEO
監修者からのコメント
なお、お客様の写真や施術事例を掲載する際は、事前に掲載先や利用目的を説明し、同意を得ておきましょう。顔が写っていない場合でも、服装や髪型、施術内容などから本人が分かる可能性があります。
お客様の悩みを紹介する場合も、個人を特定できる情報は掲載しないよう注意が必要です。

投稿テーマを固定して迷わないようにする

Instagram投稿を続けるうえで大きな負担になるのが、「今日は何を投稿しようか」と毎回ゼロから考えることです。少人数サロンでは、無理なく続けられる仕組みを作ることが大切です。

そこで、あらかじめ投稿テーマを固定しておくと、内容に迷う時間を減らせます。たとえば、以下のようにテーマを決めておくと投稿しやすくなります。

    • 月曜=ビフォーアフター
    • 水曜=お客様の悩み解決Tips
    • 金曜=スタッフ紹介・サロンの日常

まずはこのテーマを参考にして、週1〜3回など続けやすい頻度を決め、4週間試してみましょう。運用後は、反応や問い合わせにつながった投稿テーマを確認し、内容を調整していくことが大切です。

ストーリーズで予約へ誘導する

フィード投稿からの予約は、プロフィールページに移動してリンクをタップするという手間がかかります。一方、ストーリーズのリンクスタンプを使えば、タップ1回でそのまま予約画面に遷移できます。そのため、空き枠の案内や当日予約の導線として活用しやすい方法です。

例えば、空き枠を案内するときは、次の3点を組み合わせると伝わりやすくなります。

  • 「本日空きあります」のテキスト
  • 施術写真
  • 予約リンクスタンプ

30秒ストーリーズを更新するだけで、即日の予約につながることもあります。キャンセルが出たときや、予約を増やしたい日のタイミングで、まずこの3点セットを試してみてください。

投稿文はChatGPTで時短する

写真は撮れても「文章を考えるのが苦手で手が止まる」という方も多いのではないでしょうか。そんな方には、ChatGPTなどのAIツールを活用して投稿文を時短する方法がおすすめです。

たとえば、こんなプロンプトを入力するだけですぐに使える投稿文の下書きを作成できます。

「美容室のInstagram投稿文を書いてください。テーマは『くせ毛のお客様がストレートパーマで扱いやすくなった事例』。悩みから始めて、施術内容・仕上がりの変化・予約案内の順に、親しみやすいトーンで200文字程度にまとめてください。」

生成された文章はそのまま使うのではなく、実際のお客様の悩みやサロンの言葉に合わせて調整しましょう。

Kazushi Yoshida
【監修者】
吉田 和史(よしだ かずし)|LISH株式会社 代表取締役CEO
監修者からのコメント
ChatGPTなどのAIツールを使う際は、お客様の氏名・顔写真・カルテ情報・個人を特定できる相談内容などを、そのまま入力しないようにしましょう。事例を入力する場合は、個人が分からない形に置き換えることが大切です。

また、生成された文章には誤りや不自然な表現が含まれることがあるため、必ず内容を確認してから投稿してください。

美容室がポータルサイト依存を減らす方法

ポータルサイトは新規集客に役立つ一方で、掲載料や予約手数料などのコストがかかる場合があります。ポータルサイトだけに頼っていると、予約数は増えているのに利益が残りにくい、リピートにつながりにくいといった課題が出てくることもあります。

そのため、InstagramやGoogleビジネスプロフィールで興味を持ったユーザーを、LINEや自社予約へつなげる導線を整えておくことが大切です。

ポータルサイトをやめるのではなく、予約の入口を複数持ち、少しずつ自社で管理できる予約ルートを育てていきましょう。

InstagramやGoogleマップから予約導線をつなぐ

InstagramとGoogleビジネスプロフィールは「認知」と「比較」の役割を担い、その先の「予約」につなぐ出口がLINEです。この流れが整っていれば、ポータルサイトに頼らなくても予約を受け取れる仕組みが完成します。

具体的には、以下の導線を整えましょう。

  • Instagramプロフィールのリンク欄にLINE公式アカウントのURLを設置する
  • Googleビジネスプロフィールの「予約リンク」にLINE公式アカウントまたは自社予約ページのURLを設定する
  • ストーリーズのリンクスタンプにも、LINE予約への誘導を入れる

インスタを見た→Googleマップで確認した→LINEから予約したという流れを作ることで、手数料のかからない予約ルートが自然に機能し始めます。

予約リンクは、InstagramとGoogleビジネスプロフィールで同じ導線にそろえると、ユーザーが迷いにくくなります。電話、LINE、Web予約が混在している場合は、どれを優先して使ってほしいのかを明確にしましょう。

LINE登録のメリットを用意する

LINEを友だち追加してもらうためには、登録する理由をお客様に明確に伝える必要があります。なんとなく登録してください、とお願いするだけではなかなか増えていきません。

効果的なのは、登録特典をひとつ用意することです。

LINE登録特典の例
  • 初回限定の施術割引(例:トリートメント無料)
  • LINEからの予約で使える優先予約枠
  • 「髪のお悩み相談はLINEでどうぞ」という相談窓口としての案内

特典は豪華である必要はありません。登録するとお得、登録すると便利という小さな理由があるだけで、友だち追加を検討してもらいやすくなります。会計時やInstagramのストーリーズで、一言添えて案内してみましょう。

LINEの自動返信やリマインドでリピート予約につなげる

ポータルサイトのクーポンは新規来店に有効ですが、それだけに頼ると価格や特典で比較されやすくなります。初回来店後はLINEや自社予約へつなげ、サロンとの関係性を育てる流れを作りましょう。

LINE公式アカウントの応答機能や、連携している予約システムのリマインド機能を活用すると、営業時間外の問い合わせ対応や次回来店の案内を効率化できます。利用できる機能は契約プランや連携サービスによって異なるため、自店の環境を確認したうえで設定しましょう。

たとえば、以下のようなメッセージを用意しておくと便利です。

来店後のお礼メッセージ例
「本日はご来店ありがとうございました。仕上がりで気になる点がありましたら、いつでもLINEからご相談ください。ご自宅でのケア方法もあわせてサポートいたします。」
次回来店のリマインド例
「前回のご来店から約1ヶ月が経ちました。髪のまとまりやカラーの状態はいかがでしょうか?扱いにくさが出てきた場合は、メンテナンスの目安です。ご希望の方は、こちらから次回予約をお取りいただけます。」

割引だけに頼らなくても、必要なタイミングで自然に声をかけることで、お客様との関係性を育てながらリピート予約につなげやすくなります。

Web集客に時間をかけられない美容室が今日できること

ここまで、Googleビジネスプロフィール・Instagram・LINEを使った導線設計について紹介してきました。

ただ、日々の施術や接客に追われるなかで、すべてを一度に整えるのは難しいものです。

迷ったときは、まず「予約につながるかどうか」に絞って、今日できるところから見直しましょう。

1.まずはGoogleマップの口コミに返信する

最初にやることは、Googleマップに届いている口コミへの返信です。

高評価の口コミには感謝を伝え、低評価には誠実に向き合うこと。たったこれだけで、プロフィールの信頼感は大きく変わります。返信が丁寧なサロンは、初めて訪れるお客様にも安心して行けそうという印象を与えます。

まだ一度も返信していない口コミがある場合は、今日中に対応してみてください。所要時間は口コミ数に応じて異なりますが、文言さえ決まっていたら1口コミ30秒ほどで完了します。 それだけで、集客の土台がひとつ整います。

2.次にInstagramのプロフィールを修正する

口コミへの返信が終わったら、次はInstagramのプロフィール欄を見直しましょう。

確認するポイントは3つです。

  • LINEの予約リンクが設置されているか
  • 「誰の・どんな悩みを解決するサロンか」が伝わる文章になっているか
  • ハイライトに施術例・料金・アクセス情報が整理されているか

この3点が整っているだけで、プロフィールを見たユーザーが予約まで迷わず進めるようになるでしょう。

3.負担が大きい場合は外部委託も検討する

Googleビジネスプロフィールの整備やInstagramの運用を自分でやろうと思っても、日々の施術をこなしながら続けるのは負担のかかることでもあります。無理に全部自分でやろうとすることで、肝心の施術のクオリティや接客が疎かになってしまったら本末転倒ですよね。

運用に負担を感じるようなら、外部委託という選択肢を早めに検討しましょう。SNS運用代行・MEO対策・予約導線の設計などを専門とする業者やフリーランサーは増えており、月額数万円から依頼できるケースも少なくありません。

まず自分でやってみてから、ここは任せた方がいいという判断をするのも立派な経営判断。すべてを抱え込まず、得意な人に任せることも集客を前に進める手段のひとつです。

美容室Web集客は導線と優先順位を整えることから始めよう

美容室のWeb集客で成果が出ないときは、新しい手法を増やす前に、予約までの導線と施策の優先順位を見直すことが大切です。

まずは、Googleビジネスプロフィールの店舗情報や予約リンクが正しく設定されているかを確認し、届いている口コミに返信しましょう。そのうえで、Instagramのプロフィールから予約先へ迷わず進める状態になっているかを見直します。

すべての施策を一度に始める必要はありません。「認知→比較→予約」のどこに課題があるのかを確認し、今のサロンに必要な部分から一つずつ整えていきましょう。

小さな改善でも、積み重ねることで、来てほしいお客様にサロンの魅力が届きやすくなります。今日から、できることを一つずつ始めてみましょう。

 

LISH株式会社では、店舗事業者向けの支援サービスを行っております。

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